むずかしいおつかい (ページ29)

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シズ『駄作者が旅団好きだから、旅団編は長めだよ』ページ29

A『止めようとしてくれて、ありがとう』

マチにそう、フェイタンのときのお礼を言って、パクと共にホテルからでて行く。

マチ『.....』

・
クラピカは団長とパクノダに念の鎖を刺す。
そして、私を見た。
え、私も刺されちゃう感じ....？

クラ『A、お前は.....蜘蛛なのか？』

な、なんで知ってるんですかああああ!!!
もしや....と思い団長に視線を向けると、いい笑顔を返された。目だけで。....くっそイケメンかよ！

A『.....うん』

クラ『....そうか。....Aはこのままここに、パクノダは人質を連れてこい』

この時クラピカがどんな顔をしていたのか。
俯いていた私には分からない。

・
気まずい。非常に気まずい。あと、団長とクラピカからの視線が辛い。.....センリツどこ行ったああああ！

クラ『蜘蛛にはいつ入ったんだ？』

沈黙も辛かったけど、この話題も辛い！
話題のチョイス間違ッテル。

A『えっと....この間、かな』

クラ『そうか.....よかった』

よかった？....ああ、そうか。クラピカはクルタ族を皆殺しにされた復讐で、旅団を追っているんだった。

クラ『もし、Aがクルタ族を皆殺しにしていたらと思うと......Aを殺してしまいたいと思う自分がいた。....だから、本当によかった』

こんな時、ゴンやキルアなら気の利いた言葉が言えるのだろうか。
私はただただ、センリツどこ行ったあああ、と思うことしか出来なかった。←