むずかしいおつかい (ページ24)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:9,723 hit

番外編2 ページ24

A『もう疲れた。無理です。終わらせてーシャルううう！』

シャル『うん、いいよ』

あれ、意外にあっさりやめさせてくれたな。さては......飽きたな。
でも、この際やめられればなんでもいい。しつこいくらい言うけど、疲れたんです。大事なことなのでもう一度言います。かなり疲れてるんです。そして、私は馬鹿なのです。

A『そうだ、ちょっと試してみたい能力があるんだよね！やってみていい？』

旅団の皆は、面白半分.....否、面白全部で承諾してくれた。
疲れているのに、こんなことをしようとするなんて。自分を自分で殴り....頬をつねるくらいにしておこう。

A『鬼火(マイドール)』

説明しよう！鬼火(マイドール)とは、追加設定を読むと分かるよ！←←
そう言うと同時に、私の手のひらに鬼火のようなものが現れた。その鬼火は火をだし、スケートリンクを燃やしていく。みるみるうちにアジトは炎で包まれていく。そう、炎でつつまれ....ってこれは燃えすぎな気がする。

フィン『おい、A！アジトを燃やす気か！今すぐ消せ！』

A『ごめん、私燃やすだけで消せない！水とかで消火すれば.....うっ』

急に、激しい頭痛が私を襲った。痛みで床に倒れ込む。身体は、指一本さえ動かせそうになかった。

パク『A、大丈夫!?』

ああ、パクが心配してくれている。幸せだな。そんな呑気な事を考えながら、私は意識を手放した。

・
そして、現在に至る。すごく無表情の団長さん怖いです。パクの話によると、私は念能力の使いすぎと極度の疲労で倒れた、ということだった。

A『本当にごめんなさい！！』

頭を、地面についているんじゃないか、という程下げて謝る。アジトを燃やしたのだ。旅団追放やフェイタンの拷問くらいで済めばいい方だ。

クロ『Aにはアジトを燃やした責任を負ってもらう.......旅団全員とな』

A『うん、フェイの拷問でもなんでも受けるよ。いや、できれば受けたくないけ.....え、全員で？』

全員でフェイタンの拷問を受けるということだろうか。フェイも自分で自分を....？え、見てみたい。←

クロ『ああ。今回の事は、Aの異変に気づけなかった俺たちの責任でもある。....お前の能力で遊んだりもしたしな』

という事で、と団長は続けて言った。

クロ『全員で新しいアジトを盗む』

.....さすがは旅団の団長だ。団長の命令に全員、嬉しげに笑った。