むずかしいおつかい (ページ15)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,716 hit

ゴン『(名前)って特質系なのに、単純で強化系みたいだよね←悪気は無い』貴方『ゴンに単純って言われた。ねえ、キルアどうしよう』キル『事実だろ』ページ15

A『ゴン、手大丈夫？』

ゴン『うん、大丈夫』

ここに閉じ込められてから、1時間が経過した。ゴンは例の横ぬきについて考え込んでいる。私は何をしようか。ゴンにヒントでも出す？んーそんなことを考えていた時、ふとキルアが口を開いた。

キル『俺が囮になる。その間に二人は逃げろ』

ノブ『やめとけ。相手の力量が分からないほど未熟でもないだろ。隙なんてつくらせねえよ』

ノブナガの言う通りだ。今のキルアでは、囮になるどころか一瞬の隙すらつくれず殺される。しかし、それでもなお行こうとする。そしてキルアは..........私とゴンに殴られた。

キル『何しやがんだ、てめえ！』

ゴン『勝手なこと言うな！』

そうだそうだー！

キル『ああ!?』

ゴン『俺が死ぬとか簡単に言うなっていってんだ！』

そうだそうだー！

キル『んだと！お前だってさっきいってただろ！』

ゴン『俺はいいんだ！でも、キルアはだめだ！』

そうだそう....ん？

A『良いわけないじゃん！二人とも死なせない！死ぬのは私だけで十分だ！』

私がそう言うと同時に、ノブナガは堪えきれなくなったのか、笑いだした。

ノブ『強化系には理屈が通用しねえんだよなあ！苦労しただろ、強化系が二人もいて』

ワタシ、トクシツケイ。

ノブ『なあ、悪いようにはしねえ。だが、逃がすくらいなら殺す。俺が抜けばお前らは死ぬ』

ノブナガがそういうと、ゴンがああ！と声を上げた。やっと気づいた。三人は顔を見合わせる。

ゴン『スッキリしたところで.....』

キル『いくか！』

そして、私達は３方向に別れて_________壁に穴を開けて逃げた。見つからないようわざと壁を壊したりしながら逃げる。

ゴン『キルア、A、いるかー!?』

キル／A『ああ！／もちろん！』

ゴン『三人であいつ、ぶっ倒すぞ！』

ノブ『馬鹿が。円！.........いつでも来い』

・

キル『ばーか』

ゴン『ちぇっ。あいつ倒したかったな』

ノブナガが円をしている頃。私達はアジトから脱出していた。キルアもいつものクールさを取り戻していた。
そして、私達は蜘蛛と互角に渡り合うため、クラピカの元へ行くことになった.....が。

A『二人とも、ごめん。ちょっと用事があるんだ。もしかしたらしばらく帰れないかもしれない』

二人は理由も言わない私を怪しんでいたが、最終的には承諾してくれた。
.....もしかしたら、しばらくどころか、永遠に帰れないかもなんだけど。
そう思いながら、蜘蛛のアジトへ引き返した。