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くじら島2 ページ11

空の色もすっかり暗くなった頃。私達は、空を見ながら寝転がっていた。

キル『ゴンとAはさ、これからどうする?』

ゴン『しばらくの間、ここでゆっくりしながら情報収集しようと思ってる。親父を探すためのね』

A『私は....いろいろな所に行って、いろんなことがしたいなーとか思ってる。』

キル『そっか。俺はどうしよっかなー。俺ってないんだよな。お前らみたいにやりたいことがさ』

A『じゃあさ、キルア。キルアのやりたいことが見つかるまででいいから、私と一緒に旅をしようよ!やっぱり一人じゃ寂しいしね』

ゴン『えー!二人だけずるいよ!だったら俺も入れて!それで、三人でキルアのやりたいことを見つけに行こう!』

A『それいいね!どう、キルア?』

キル『.....ほんと、お前らって面白い奴だな。いいぜ、付き合ってやるよ』

そう言うキルアの顔は、いつもより少し口元が緩んでいた気がした。


家に帰ると、早速寝るための布団を引き始めた。さすがに、一部屋に三人で寝るのは狭いし、女の子は別の部屋がいいということで、寝る部屋は同じにならなかった。同じ部屋なら、キルアやゴンの寝顔が見れたのに!私は大丈夫なんだけどな。むしろ、私の方が二人に危害を及ぼしそうというか←← あ、結局一人で寝ることになるな。
布団を敷き終わった私は、ゴンの部屋へと遊びに行った。安心して、危害は加えないよ!多分

A『やっほー、遊ぼう!ってキルアだけか.....』

キル『悪かったな』

A『冗談だって。まあ、枕投げでもしようよ!』

そう言って私は枕を全力で投げた。見事キルアの顔面にクリーンヒット!そして、いきなり倒れた。

A『え、うそ!?大丈夫?キルぶぇっ!』

心配してキルアに近づいた途端、顔面に枕が叩きつけられた。

キル『俺に勝とうなんざ100年早いんだよ』

ドヤ顔で言い放つキルア。くそう、やられた。
枕投げは、二人が力尽きて眠るまで続けられた。後にAは語った。朝起きて、左右にゴンとキルアが眠っていた時は、口から心臓が飛び出しかけた、と。思わず二度寝した。


起きると、横でAが寝ていた。

キル『何でいるんだよ....ってそうか』

昨日、あのまま寝てしまったのか。
こいつ、大人しくしてれば結構......って何考えてんだ俺!冷静になれ!

一人で百面相するキルアを、不思議そうに見つめるゴンであった。

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作成日時:2018年8月29日 22時

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