異変の中で起きた異変 ページ7
紅魔館では、激しい弾幕の戦いが続いていた。
「スペルカード発動、神槍『スピア・ザ・グングニル』」
「スペルカード発動、霊符『夢想封印』!」
その様子を見ていたリーネが、柱に隠れながら聞こえないように呟く。
「何か騒がしいな……まぁわかっていたことだけど。全て勘で当たる世界なんてつまらないな……異変来ることは予想してなかったけど。とりあえず戦うところを見とこ」
そして柱から、弾幕の戦いを見ていた。
弾幕が激しく相殺されながら、サイファが戦いに参戦した。
「スペルカード発動、失符(ウシナイフ)『ロスト&コピースペル』」
そしてレミリアが持っていたグングニルが消える。
「……!? 私のグングニルが!」
驚くレミリアに対し、サイファが笑みを浮かべる。
「あなたのスペルカードは私のしもべとなりましたよ! スペルカード発動、叶符(カナエフ)『スペルロスト・コピーイズミー』」
リーネも、サイファのスペルカードに感心を持つ。
「すごいなぁ……勘で分かる自分とは格が違うな」
サイファは最後のスペルカードを唱える。
「止めをさしますよ! スペルカード発動、映符『スピア・ザ・グングニル』!」
「ぐっ……ああぁ……!」
もがき苦しむレミリアを見て、霊夢はサイファの方を向く。
「サイファ、やるわね!」
「はい!」
サイファも言葉を返す。――その時、サイファが突然、倒れこんだ。目を見開いていて、息が荒い。
「あぁ……! うぅ……!」
すると、霊がサイファから出て、口を開いた。
「スペルカード発動、消符「色彩と記憶の消去」」
「スペルカード発動、再符――」
回りが眩しくなる。リーネもスペルカードで皆を守ろうとするが、言い切る前に発動してしまう。
霊夢たちが目を覚ますと、そこには石化したレミリアと、目を閉じ、うずくまるサイファがいた。
「……やっちゃったね……私は……私はもう……」
自我を保てナくなるネ
その一言は、異変の運命を狂わせる。
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▽Ausuno*(プロフ) - ルーミミさん» 39! (2019年9月16日 12時) (レス) id: a9ebe6ea65 (このIDを非表示/違反報告)
ルーミミ - 1000hitおめでとう。 (2019年9月15日 12時) (レス) id: daa6ef5d22 (このIDを非表示/違反報告)
咲希 - ここで会えてうれしい=> http://v.ht/chat-jp (2019年9月12日 0時) (レス) id: a28b0e814d (このIDを非表示/違反報告)
▽Ausuno*(プロフ) - りめいこさん» ありがとうございます! 励みになります! (2019年4月26日 16時) (レス) id: f5af6692ce (このIDを非表示/違反報告)
りめいこ - とても面白いです!!続き楽しみにしてますね、頑張ってください!! (2019年4月26日 16時) (レス) id: 79a39466c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:▽Ausuno* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Ausuno04101/
作成日時:2019年3月12日 18時