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「やっぱり目、腫れちゃったかな。ごめんね、冷やせるもの持ってなくて」
「んーん、十分だよ、ありがとう」
赤く重たくなっている目を心配そうに眺める涼くんが、くす、と不意に笑った。
「スッキリした顔してるね」
「うん、涼くんのおかげで、少し気分が晴れたよ」
それなら良かった！と綺麗に笑った涼くんに心が軽くなる。
「ねぇ、涼くん。この際、私の失恋に付き合ってくれない？」
「んー？いいよー」
「作間くんとね、初めて話したのがね、本当に入学式の日で」
「あぁ〜、Aちゃん受付やってたやつ？」
「そう、その時ね、��あの、1年生なんですけど��って言われて、
いや、そりゃそうでしょ〜って少しおかしくなっちゃったのがきっかけで、
それで名前見て、あぁ、作間くんって言うんだな〜って、思ったの」
数ヶ月しか経っていないのに、随分と昔のことのように思う。
「そしたら、委員会、一緒でね、ちょっとだけ嬉しかったの」
「あれ、Aちゃん委員会なんだっけ？」
「美化」
「えっ、作ちゃん美化委員なの？！」
「じゃんけんで負けちゃったんだって〜」
クスクスと笑う涼くんの肩が揺れて、少しだけ当たっていた私の肩まで揺れが伝わってくる。
穏やかな時間。
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京本ゆい(プロフ) - このお話、ほんとすきです！afterstoryも楽しみにしてます！ 次回作は3がいいです！ (2018年11月11日 10時) (
レス) id: fb3f28583b (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ときめきまくりでした。面白かったです。 (2018年11月11日 8時) (レス) id: f6604b4d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠り姫 | 作成日時：2018年10月3日 21時
