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「すみません、今大丈夫でした？」
「あ、うん…大丈夫。どうしたの？あ、委員会？会議は、明日だったよね？何か不備、あったかな」
「いや、そうじゃなくて」
言いにくそうに、口元を触って、頬をかく。
そして前髪をくしゃりと掴んでから、俯いた作間くんが、小さく言葉を発した。
「昨日は、ごめんなさい、俺何も、言えなくて。
全部先輩に、言わせてしまって、気を遣わせちゃったんで、謝ろうって思ってて」
「…え、っと、作間くん、謝るようなこと、何もないよ？」
「あの、いや、俺の事、好きって言ってくれて、ありがとうございます。
でも俺、好きな子がいて、それで、気持ちに応えること、できません」
しっかりと目を見つめられて真剣に言葉が紡がれる。
作間くんの気持ちが私に一ミリだって向いてない事くらい、分かっていたから、昨日、ちゃんと聞いてくれただけで充分だったのに。
こういう所に、惹かれたんだ。
なんて。
「…うん、…態々、ありがとう。私、作間くんのそういう所を好きになったよ。
昨日は、困らせちゃってごめんなさい。本当に、こうして作間くんに伝えられただけで、充分だから」
「先輩こそ、謝らなきゃいけない事、ないです。昨日、真剣に言ってくれたのに、なにも答えてない事に気付いて…俺、好きって言われて、素直に嬉しかったです」
それだけの理由で、態々走って追いかけてきて、あぁ、もうほんと、これだから困るんだ。
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京本ゆい(プロフ) - このお話、ほんとすきです！afterstoryも楽しみにしてます！ 次回作は3がいいです！ (2018年11月11日 10時) (
レス) id: fb3f28583b (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - ときめきまくりでした。面白かったです。 (2018年11月11日 8時) (レス) id: f6604b4d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠り姫 | 作成日時：2018年10月3日 21時
