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作ちゃんが右手に持つ女の子が好きそうなうすいピンク色の箱には、チーズケーキ、ショートケーキ、ミルクレープ、シフォンケーキが入っている。
どれも美味しそうで、結局人気の4種類を買う事にした。
「あそこ、全制覇しようね！」
「うん、全部美味しそうだった。Aちゃん、凄い迷ってたもんね」
作ちゃんはくすくすと笑いながら、まだ繋がれたままの左手をブンブンと振った。
お会計の時に一度は離れた右手は、お店を出る時に自然に出された作ちゃんの左手に吸い込まれるように収まっていた。
どうしよう。どうして今作ちゃんと手、繋いでるんだろう…。
気が付けば家はもうすぐそこ。
なんて、思っていれば。
「A？」
背後から飛んできた声に驚いて振り向く。
「あ、優斗くん」
「お、ついにAにも彼氏ができたか？！」
「ちっ、違くて、仲良し、してるの！」
からかわれて恥ずかしくなって、勢いよく繋いでいた手を振りほどく。
何故か赤くなった頬を見せたくなくてそっぽを向く。
優斗くんはニヤニヤと、作ちゃんと私を見てふぅん？と疑ったように笑う。
「これから！作ちゃんとケーキ食べるの！！優斗くん邪魔しないでね！！」
そう言って、グイグイと作ちゃんの手を引っ張って家に引っ張り込む。
バタンと玄関のドアを締め切り、ふぅ、と一息つけば作ちゃんが私の頬を挟んで聞いてくる。
「…ねぇ、Aちゃん、俺と手繋ぐの嫌だった？」
「えっ？…い、嫌じゃ、ない」
「本当に？」
「ほっ、本当だよ？！嘘じゃない！嫌じゃないよ！！」
あまりに真剣に否定する私がおかしかったのか、作ちゃんはクスクスと笑って、わかったわかった、と私の頭を撫でるだけだった。
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なほ(プロフ) - すいませんありがとうございます！！うれしいです！！ (2018年10月7日 17時) (
レス) id: 20d52247fa (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - なほさん» お気になさらず！ぜひぜひ仲良くしてください〜〜〜！ (2018年10月6日 13時) (レス) id: af6cf59665 (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - ゆ〜！さん» ありがとうございます〜！きっと可愛いカップルの爆発ですね！！機会を見つけて是非〜！ (2018年10月6日 13時) (レス) id: af6cf59665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ〜！(プロフ) - 更新お疲れ様でした！このお話の作ちゃんの雰囲気がとても好きで私の中でナンバーワンですo(^_^)o作ちゃんとヒロインのその後のお話も是非見たいです！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: 4f7370bcc2 (このIDを非表示/違反報告)
なほ(プロフ) - ごめんなさいほんと、、、でもめちゃくちゃ仲良くなりたいんです( .. ) (2018年10月1日 19時) (レス) id: 20d52247fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠り姫 | 作成日時：2018年8月21日 11時
