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「ねぇ、A、よく寝れた？」
耳に入る、掠れた低音。
……何故か寝起きなのに爆イケな幼馴染が隣にいます。
うん、顔が整ってるのはもともと知ってたし、小学校くらいまでは互いのお家にお泊りとかしてたから耐性はあるよ？なかったら即死だよ？
……にしても、小学校のテヒョンから高校生のテヒョンの差が激しすぎて私の心臓の動悸が止まらない。
『て、テヒョン……心臓にわるい……』
「ん〜、おれも心臓にわるいかも？」
ふにゃり、と笑ったテヒョンは何故かこちらにすり寄ってくる。
お互いの身体が密着して、熱があがる。
『まって、ほぼ記憶ないんだけどどうしよう待って、テヒョン、何があった？私変なことしてない？』
この心臓の高鳴りがどうかテヒョンにバレませんように、と祈る。
「ん〜、うん。ご飯食べてそのまま寝ちゃっただけ。疲れてたの？」
『あー……そう、かも？』
多分心労だよねぇ、と思いつつ、数回瞬きをすれば、テヒョンが何故か手を繋いでくる。
ほんとに待って、テヒョン、まって。私の頭が追いつかないから。
『や、テヒョン、起きるから』
「なんで〜？今日休日だよ……おれまだ寝てたい」
そうでした、テヒョンはすごく寝起きが悪かった。
それは小さい頃から変わらないんだ、とクスリと笑えば、テヒョンはにこにこと私のことをみつめてくる。
『……なんで無言で指を絡めてくるかなぁ？』
「ん〜、Aが好きだから？」
おぉう、おっと、まって、なんで付き合ってもない幼馴染同士がベッドの上でこんなことをしてるんだっけ？オシエテテンシサマ。
『て、テヒョン……』
「Aは、おれのこと、嫌い？」
まただ、テヒョンのこの質問。私はどう答えればいいのかな。
この質問をするときのテヒョンは、ちょっと幼く見える。
『嫌いじゃないよ』
「うーん、質問かえようかな。Aは……」
私の答えはいつも同じ。嫌いじゃない。
テヒョンのことは、嫌いじゃないの。即答できるくらいに。
でも、その質問は……
――Aは、おれのこと、好き？
私には、すごく答えにくかった。
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
