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……ソクジン先生と私は従兄妹だ。
そして、うちに今両親はいない。
なんてったって、うちの両親は画家で、世界中を飛び回っているから。
というか、ソクジン先生――ジンオッパと私は本当の兄妹みたいな関係性だ。幼い頃から私の親が世界中をとびまわっていたせいで、私はよくジンヒョンの家に預けられていた。
まぁ、だからたまにこういうことはあったわけで。
にしても、ジンオッパが私の学校に配属されたときはびっくりしたけれども。
新任式で知り合いの名前を聞くって結構気まずくない？
私は結構気まずかった。
「なんて書いてあるの？」
『て、テヒョン……、図書委員終わったら職員室来てね、って』
急に後ろからヌッと現れたテヒョンに驚いて、メモをきゅっ、と握り込む。
「ふーん、ついてっていい？」
『いや、先生のところだよ？』
「え〜？おれもいく」
のしっ、と私の肩にのしかかるテヒョンの重みは、そこまで重くなくて。
「テヒョン先輩、A先輩困ってますよ？」
「後輩くんには関係ないでしょ？」
「まぁ、そうですけど俺はA先輩の後輩でもあるんで」
あれ、なんでここの2人こんなにバチバチなんだっけ？
全く身に覚えがないけど。
結局そのあと、次々とやってくる女の子たちの相手は全て私がやった。
その場でずーっと本を読んでいただけのジョングクくんは時間になればテキパキと物を片付けはじめて、テヒョンは「職員室いこー」と私の手を引っ張り始めた。
『はーい……ジョングクくん、図書室閉めるよ〜』
「分かりました、A先輩」
『……施錠おっけー、じゃあまた明日ね』
「はい、また明日よろしく頼みますね？A先輩？」
そうにっこりと笑ったジョングクくんは、うさぎのようにぴょこぴょこと小走りで去って行った。
……いや本当、なんでこの子図書委員になったんだろ……
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
