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デート……というか、遊園地に行く日。
「おはよう、A」
『おはよう、テヒョン』
見事に晴れたその日の降水確率は0パーセント。
いつにも増してやたらキラキラしているテヒョンは、行こう？と、手を差し出してきた。
『え、えっと……』
遊園地に着いて早々、移動中戸惑いながらテヒョンの手を握っていた私に対して、テヒョンはこういった。
「そーだ、Aに言ってなかったけど、今日のおれの目標は“彼氏っぽく”振る舞うだから」
――手、握ってもいい？
――Taehyung side――
そんなの、今更すぎるよ、と笑って、またおれの手を取ったAは本当に可愛くて。
『じゃあ私の今日の目標は“彼女っぽく”振る舞う、にしようかなぁ？』
「そんなことわざわざしなくてもいいのに」
『だってテヒョンだけやるのは不公平じゃない？』
「そんなことしなくても、Aは十分すぎるほどおれの彼女だよ？」
思ったことをそのまま口にすれば、少し耳が赤くなって、キュ、と手を握る力が強くなるA。
そんな癖さえも愛おしくて。
『……ほんと、テヒョンはそういうところだよ』
はぁ、と一つため息をついた彼女を余所に、おれはこてん、と首をかしげる。そういうところ？何がだろう。
『……ほら、いくよテヒョン。最初はあれね』
「え、おれ絶叫系あんまり……」
『得意じゃない？うん、知ってるけど、私が乗りたいなぁって』
にこにこと笑うAを見ていると、あんまり好きじゃないものでも頑張ろうって思えるから。
我慢も、努力もなんでも、ね？
「Aが乗りたいなら、おれはそれに付き合うよ？だっておれはAの彼氏だもんね」
『やー、楽しかった〜！』
あはは、と無邪気に笑うA。
『テヒョンはどうだった？』
くりくりとした丸い瞳がこちらを覗き込んでくる。
いつもAはおれの眼のことを褒めてくれるけど、おれはこのAのおおきくて、つぶらな瞳が大好きだ。
「思ったより怖くなかった……。楽しかったよ」
それは多分、Aが隣にいたからで。
Aが隣にいてくれるだけでおれの毎日はカラフルに彩られるから。
『えへへ、それはよかった。私のワガママ聞いてもらっちゃったから次はテヒョンの行きたいところ行こう？』
――今日もおれの1日はAのおかげで楽しく過ごせそう、だなぁ……
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
