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「そうだ、A」
『どうしたの？テヒョン』
「今週末、時間ある？」
頭の中でスケジュールを確認すれば、その日は空いていたはず。
『うん、土日両方とも空いてるよ？』
そう答えれば、うんうん、とうなずくテヒョン。そして、こちらにしっかりと目を向けてこう言う。
「じゃあ、おれと遊園地行かない？」
『遊園地？』
待って、それってもしかして、世に言うデート……では……？
テヒョンと、デート……なんだか実感がまるで湧かない。
だってまだ、テヒョンは私にとって、幼馴染の延長線上にあるから。
「うん、遊園地。Aはおれと行くの、嫌？」
『いやじゃ、ない、けど……』
首を横に振りながら言えば、「そっか、」と言われる。
「何がAはそんなに不安なの？」
ほら、やっぱり。彼は勘がいいから。そんなに透き通った目で見ないで欲しい。何事も、見透かされているような感覚になるから。
『……テヒョンと、遊園地とかに行くの久しぶり、だから』
「……確かに、そうだね。小学生の時ぶりかなぁ？」
なんて、そんな風に無邪気にいうから。
『なんかどきどきしちゃって……ふふ、馬鹿みたいだね。私。1人でそんなにどきどきしちゃって』
ちょっと恥ずかしくて、テヒョンに背を向けることしかできなくて。
あながち間違ってはいないと思う。テヒョンにとっては、ただ、遊園地に行くだけのことなのかもしれないけど……
「ねぇ、A」
何……？と、振り返る前に、後ろから抱きつかれる。
『ひゃ、て、テヒョン……？』
「聞こえない？」
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
