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『テヒョン、ちゃんと、区切りつけられた。ありがとう』
家に帰る前に、報告としてテヒョンの元へ寄ることにした。
玄関のチャイムを鳴らせば、奥からはバタバタと足音がしてから、扉が開くのはいかにもテヒョンらしかった。
「うん、良かった。大丈夫だった？嫌なことされなかった？」
綺麗な眉を下げて、心配そうにこちらを覗き込んでくるテヒョン。
『うん、大丈夫だった。それよりも驚いちゃうほうが多かったよ……』
「……そうなの？でも、Aが何もされなかったのなら、よかった」
キュ、と突然引き寄せられて抱きしめられる。
最近テヒョンからする、甘い香りは何だろう？柔軟剤かな？香水ではないような……。でも、この香りを嗅ぐとなんだか安心する。
『テヒョン、ありがとうね』
テヒョンに抱きしめられるのは、嫌いじゃなくて。でも、少し恥ずかしくて耳に熱が集まる。
「ううん、こっちこそだよ」
でも、テヒョン。耳元で囁くのは反則だよ。背筋がぞわぞわする。
『そうそう、途中で後輩くんが来てびっくりしちゃったの』
「わぁ、それはびっくりだね。偶然？すごいね」
ぱっ、と目を見開いたテヒョン。そういう仕草一つに何だか幼さを感じる。顔は整ってるし、背も高くて、割と体つきも男の子、よりも男性に近いのに仕草が幼いのがどことなくアンバランスさを感じて、可愛いなぁ、と思ってしまう。
『うん、びっくり。その子は偶然って言ってたんだけど……何だか気まずいなぁ、次会うの』
「会う機会があるってことは委員会の後輩？」
『うん、正解。確認したら来月一緒の当番みたいなんだよね……』
「そっかぁ、俺もAと同じ委員会になりたかったなぁ」
ふにゃりと笑うテヒョン。
そろそろ、この状況を何とかしてほしいい。心臓がバクバクしてるって、こういうことなんだ……
『そろそろ……離れたらダメかな？』
「あっ、ごめん、心配で抱きついちゃった……Aは嫌だった？」
『嫌、ではないけど……』
――ちょっと、恥ずかしいな
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みなさんあけましておめでとうございます！作者の木染凌です。今年もマイペースに更新していきたいと思いますので見守っていただければ幸いです……！いつも評価など、ありがとうございます！とっても励みになります。最後に作品を読んでくださるすべての方々に感謝を。皆様が今年も幸せに、笑顔で楽しく過ごすことができる1年となりますように！
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
