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その声にびっくりして振り向けば、私が所属している、図書委員の後輩のひとり――チョン・ジョングクくんがいた。
「お前、誰？」
「言ったでしょう？俺は貴方とAさんの後輩」
「何の用？」
「まだしらばっくれるつもりなんだぁ、この人。あー、そうそう、A先輩、この人やめといたほうがいいと思うよ？だってこの人、俺の同級生に手出してるしね」
うわぁ、さらっとこの子核心言っちゃったよ。
大丈夫なのかな……？というか、あんまりジョングクくんとは話したことない――待って、来月の図書室の当番一緒だったね？
「あれ、あんまり驚いてないね、A先輩。もしかしてそのこと、知ってたの？」
ジョングクくんのきゅるんとした大きな瞳がこちらに向けられる。
『……』
「そこで黙っちゃうんだね。A先輩は優しいね。そこの人にそのこと、言わないであげたんだ。でも、俺は別。そういう人にこの、A先輩は勿体無いよ」
「は……？」
「あはは、言い返せないんだ？今がチャンスだよ？弁明するにしても別れるにしても。あぁ、どっちにしても意味はなさそうだけど。別れた方が幸せなんじゃない？」
『……ジョ、ジョングクくん……？』
まって、ツッコミどころが多すぎる。
勿体無い？優しい？待って、どういう意味？
「……っ、そうだよ、別れた方がいいな、俺たち」
そう言って逃げるように走り出していった“元カレ”。
と、まだその場に残っている、偶然会った、後輩のジョングクくん。
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木染 凌(プロフ) - りおんさん» わーっ！ありがたいご指摘ありがとうございます……ダメですね、ついいつもの癖が出てしまって……。ご指摘、ありがとうございます……直させていただきますね！ (2022年1月5日 22時) (
レス) id: a5ef8e0975 (このIDを非表示/違反報告)
りおん(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ひとつだけ気になったのですが女の子から年上の男性はオッパになるので、ジンヒョンではなくジンオッパになると思います！ (2022年1月5日 18時) (レス) @page33 id: 9be766f014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木染 凌 | 作成日時：2021年12月29日 5時
