161、優しい毒で ページ10
涙を拭いながら、
凛月はその場に墓を作る。
その姿に、義勇は眉間にシワを寄せた。
「相変わらず……お前は甘い……」
「すみません……でも、鬼は人だったんですから………亡くなれば、人と同じなんですよ……義勇さん……」
「ふんッ……それより、そいつは、どうするんだ……」
義勇は気づいていないのか、
凛月は首を傾げそれを見つめると、
義勇は炭治郎に刀を向ける。
そして、目を見開いた。
「お前はッ…」
禰豆子の竹筒に、義勇は止まった。
見覚えがあった。
義勇が彼女に咥えさせたものだ。
あの時の……兄妹だと分かると、義勇は刀を収める。
炭治郎が顔をあげ、、
炭治郎も義勇があの時自身の道を示してくれた青年であることに気づいた。
「どうしますか？って、義勇さん、もしかして、今気づきました？｣
凛月はようやく理解した2人に呆れ笑うと、
そんな4人の元へ、
蝶の羽のような羽織をなびかせ、
た隊士が刀を奮った。
義勇はその技を弾き返す。
すると、その隊士は不敵に笑っていた。
「あら？どうして邪魔をするんです冨岡さん？」
「鬼とは仲良く出来ないって言ってたくせに…何でしょうか？……そんなんだからみんなに嫌われるんですよ……」
胡蝶しのぶ………蟲柱……
しのぶの殺気に義勇は静かに呟く。
「俺は嫌われてない……」
その言葉に凛月は苦笑いをし、
しのぶが憐れむような目を向けた。
「あぁ…それ、すみません嫌われてる自覚が、無かったんですね……余計な言葉にを言ってしまってすみません……」
イラッとしたのか、義勇の顔が曇り慌てる凛月
そんな凛月を見てしのぶは、彼女の手を握った。
「あぁ…凛月さん……怪我してるじゃないですか……すぐ鬼を対峙したら真っ先に手当をしますね！」
しのぶの言葉に凛月は優しく笑う。
どうやら2人は仲がいいよ
「ありがとう…しのぶちゃん……」
しのぶは、そのまま、凛月を義勇達から遠ざけ抱きしめると、炭治郎に言った。
「坊や…」
「はっ…はい！」
「坊やが庇っているのは鬼ですよ！！
危険ですから離れてください……」
炭治郎はしのぶの言葉に禰豆子を抱き寄せると、叫ぶ……
「ちッ…違いますって……違わないけど……おれの妹なんです！！そっ、それで」
「あぁ…まあそうなんですか……、可哀想に…では、」
その瞬間、しのぶの空気がより一層冷たくなった。
「苦しまないよう………優しい毒で殺して差し上げましょう………」
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mayumi(プロフ) - KATさん» 月華の剣士シリーズでは凛月ちゃんは杏寿郎を・・・救済しますよね？ (2020年1月3日 0時) (
レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアアアありがとうございますスススススススス作者様（文才の神様）の益々のご多幸を切にお祈り申し上げまスススススススス (2019年11月2日 10時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
KAT(プロフ) - 宇髄天元の四人目の嫁さん» コメントありがとうございます！初の番外編という事で日を跨いでしまいましたが、よろしくお願いします (2019年11月1日 3時) (レス) id: f2fa7b9b77 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - 誕生日なので鬼滅学園の番外編お願いします！ (2019年10月31日 17時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアありがとうございます！!!!!!!!!!!!!! 今日も、出来れば頑張って欲しいです！ 我が儘言ってすいません!!! (2019年10月23日 16時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KAT | 作成日時：2019年10月21日 7時
