月華の剣士 肆【鬼滅の刃】

157、竈門兄妹の覚醒 ページ6

炭治郎は禰豆子を抱きしめ
妹が欲しい……そう言われて、怒らない兄はいないだろう。

絆では、ない……恐怖ではなく、愛情や……大切を持って接するのが家族だ。

そう言われた所で、累には、わからない
累は禰豆子を奪い炭治郎に糸を出すが、

禰豆子が累の顔を傷つける。

怒る累は、禰豆子を上につるし上げた。

血だらけの禰豆子に炭治郎の血が騒ぐ。

そして、流れる水のごとくしなやかな動きで……糸を蹴散らしていく。

累は更に……力の強い糸をだし炭治郎を襲う。


が、避けきれない……そう思った時、

走馬灯を見た。

そして、父が使っていた呼吸を思い出し、

ヒノカミ神楽を思い出す。

まう火のごとく熱く……痛く……まわいが早い技に………

更に焦る累

そして、吊るされた禰豆子は

頭の中の母の声に目を覚ます。


禰豆子……禰豆子…このままだと、お兄ちゃんまで、いなくなっちゃうわよ……

頑張って、今の禰豆子なら、お兄ちゃんを助けられるわ……

手を伸ばし、使うは血鬼術

爆発するその血は爆血

そして、2人の力は累の首を切り落とした。

倒れた炭治郎、
糸が解け、落ちた禰豆子に

炭治郎はすぐに身体を向かわせた。

「禰豆子………」

が、炭治郎は気づいた。匂いが濃くなっている事に……

158、ほどけた糸→←156、決戦まで、

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す