192、各々が見る夢で ページ43
幸せな夢の中…
幸せは人それぞれだ。
子供達はそれぞれの相手と自身の手を縄で結びつける。
後は、息を大きくゆっくり吸いながら、数を数え、眠ろうと思えば、
いい、そうすれば、魘夢の縄が……夢へと誘うのだ。
善逸の夢は凛月と花畑で、花輪を作るという。実に単純で甘い幸せな夢だった。
「 凛月さん!言ったでしょう!僕、花輪作るの……得意なんです!」
「ふふっ……善逸君は、器用なんですね……」
「いやあ……ッ」
「綺麗で、嬉しい……宝物です…ありがとう……」
伊之助の夢は、洞窟を探検するという。
猪突猛進な彼らしい夢だった。
「探検隊!!」
「探検隊!!」
「俺たち!探検隊!!」
そして、炭治郎と杏寿郎の夢は、
過去の夢だった。
炭治郎は、亡くなった家族と過ごす……悲しく……嬉しい夢だった。
杏寿郎の夢も、家族との過去の出来事だ。
さあ、誰がいち早く目覚めるだろう。
、幸せから現実に戻ろうと思うだろうか、
そんな中、彼女もまた、夢と戦っていた。
今度は、捕まる前の3つの時、
家族に鬼の山に吊るされた時の事だ。
彼女は、直ぐに、夢だと分かると、
顔をゆがめる。
これも、夢……早く……みんなを助けなきゃッ…
その為に、私は鬼殺隊になったんだから……
どうする?私の夢は何で出来ている?
考えろ………行動しなきゃ……
だから、皆も頑張って……私は必ず起きてみせる!!
彼女が必死に夢で出口を探す中、
魘夢の夢見心は高揚した。
「ねんねんころりこんころり…息も忘れてこんこり、鬼が来ようがこんころり腹の中でもこんころり」
「楽しそうだね…まあ、月姫様は可哀想だけど、それぞれ幸せな夢を見始めたな……深い眠りだ…もう目覚めることは出来ないよ……」
そう言いながら、魘夢は、彼女を抱き寄せながら、頭を撫でた。
「月姫様もね……探さしても無駄さ………貴方は、今宵無惨様の元に帰るのですから……」
255人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayumi(プロフ) - KATさん» 月華の剣士シリーズでは凛月ちゃんは杏寿郎を・・・救済しますよね? (2020年1月3日 0時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアアアありがとうございますスススススススス作者様(文才の神様)の益々のご多幸を切にお祈り申し上げまスススススススス (2019年11月2日 10時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
KAT(プロフ) - 宇髄天元の四人目の嫁さん» コメントありがとうございます!初の番外編という事で日を跨いでしまいましたが、よろしくお願いします (2019年11月1日 3時) (レス) id: f2fa7b9b77 (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - 誕生日なので鬼滅学園の番外編お願いします! (2019年10月31日 17時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
宇髄天元の四人目の嫁 - アアアアアアアアアありがとうございます!!!!!!!!!!!!!! 今日も、出来れば頑張って欲しいです! 我が儘言ってすいません!!! (2019年10月23日 16時) (レス) id: 8067fa906f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:KAT | 作成日時:2019年10月21日 7時