月華の剣士 肆【鬼滅の刃】

188、こんばんは煉獄さん ページ39

彼女と杏寿郎が3人を待つ中

彼女はこの汽車から出ている禍々しい雰囲気に警戒していた。

この感じなんだ？……普通じゃない気がする。

険しい顔をする彼女に、杏寿郎は心配そうに彼女を撫でた。


「大丈夫か？凛月？」

「はい………少し、気になりまして、

きっと気のせいかも知れません

…それより、杏さん……お口にお米が……」

そう言って、彼女は杏寿郎の口を吹きながら、笑う。


その笑みに杏寿郎頬を染めると、目をそらす。

相変わらず、その笑みは反則だッ……

が、彼女は、流石天然、彼の事など、
何1つ気づいていない。

そんな2人の元に2やっと汽車に乗り込んだ、
炭治郎達が……やって来た。

「うまい！うまい！」

沢山食べる杏寿郎と凛月を見つけると、嬉しげに来る3人、

「え？この人が炎柱？食いしん坊じゃなくて？えっと！凛月さん〜お花をどうぞ！」

善逸がそう炭治郎に耳打ちし、すぐさま凛月に花を渡し席に着いた。
凛月は、そんな2人に笑いながら、
彼へ炭治郎達を紹介する。

「あははッ……杏さん、彼等が新人ですよ？彼が竈門炭治郎君です。ほら、あの会議に出された子です……後は、我妻善逸君と、嘴平伊之助君以上3名が今日の任務に参加します……」

「そうだったのか！それは、よろしく！」

和やかな2人、きっとこの中で誰よりも強い2人との任務に少年達は酷く緊張していた。………


が、この出会いと戦いが……

が炭治郎達の力を非常に飛躍させる事になることをまだ、誰も知らない………

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