100、お前は自由にやればいい ページ50
ホームルームが終われば、即授業で、誰も彼女に質問する事は出来なかった。
が、不思議と授業中注目されるのは彼女だ。
彼女は、先生にさされれば颯爽と簡単に問題を解き席に戻っては、空を眺めていた。
そして、昼休み、
皆はそれぞれ体育祭に向け思いを語り合っている。
「あんなことはあったけど……」
「なんだかんだテンション上がるな！オイ！」
「活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる！」
切島の言葉にノリノリのクラスメイト
が、彼女は、逃げたくてたまらなかった。
私もやっぱり参加しなきゃいけないみたいだ
けど…出たくない……怖いんだ。この力が知られてしまうのは、でも、…勝っちゃんの頼みだし、
それに、私みたいな機密事項的個性がそもそも大会に参加していいのか？
彼女がそんな事を考えていれば、
案の定、相澤が彼女を職員室に呼んだ。
「緑谷妹……ちょっとこい……体育祭についてお前に説明しておく事がある。」
相澤に呼ばれ、職員室に行けば、
ヒーロー達の目が彼女を映す。
うわあ……本当に先生ヒーローばっかり
「体育祭……でるか？お前には、拒否件もあるぞ？」
以外に優しい言葉だった。
「出るな……じゃないんですね……」
「校長がお前も自分の個性を把握するためには、体育祭にも出て欲しいらしい……が、強制はしない……お前の個性は特殊だからな……」
が、彼女の応えは決まっている。
「出ますよ………私の力に納得しない人は沢山いるだろうし、それに……もう嘘を付くのは辞めたので……」
彼女の言葉に相澤は、彼女の頭を優しく撫でた。
「わかった……伝えとく。が、お前のもう1つの力だが、治癒として、リカバリーガールの手伝いをして欲しいそうだ。
原則…体育祭で…お前が使っていいのは、個性だけ、これだけは、守れ、」
「はい……わかりました。そのッ……ルール的には……大丈夫なんでしょうかッ？私なんかがでて……………」
心配そうに彼女が言うと、
相澤は、隣にある体育祭のカリキュラムを見つめる。
「確かに……お前の個性は敵なら脅威だが、そんなんで夢を捨てちまうなら皆ヒーローなんか……目指すなって話だ。
だから、大丈夫だよ……お前は、自由にやれ！ここは、雄英……自由が売りだ。」
彼女は、相澤の言葉に静かに頷くと、
何処か嬉しそうに職員室から出ていくのだった。
「ありがとうございます……先生」
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もーりーふぁんたじー - ﾝﾝﾝ……更新されてる！やった！←今更 (2020年3月26日 20時) (
レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
KAT(プロフ) - ヒトさん» ご指摘ありがとうございます！直しました (2020年1月14日 1時) (レス) id: bf43c261d4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒト - 峰田間違ってましたよ。 (2020年1月13日 21時) (レス) id: c05b5d2817 (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - と、思ってましたけど下に書いてありましたね、すみません (2020年1月13日 20時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
凜香 - 更新楽しみにしてます！今さらですが、夢主ちゃんの名前、「愛白」ってなんて読むんですか？ (2020年1月13日 20時) (レス) id: a8e855356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KAT | 作成日時：2019年11月10日 3時
