不変な少女Ⅰ【ヒロアカ】 (ページ45)

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出久はそんな怒る彼より、彼にどう勝つかを考える。

あの子の為に僕はヒーローにならなきゃならない………

ずっと、ファンでいてくれた君に応えたいんだ。

君は謝らなくていいって言うけれど…………

僕は………もう一度聞きたい。

『出久？なんで泣いてるの？全く！！かっちゃんでしょ！！』

『出久を泣かせるな！！力が強
いからって！！私が許さない！！』

かっちゃんにすぐ物申して、誰よりも僕の為に笑ってくれて………怒ってくれた。

『ふん！だ……かっちゃんなんて、すぐ出久に負けちゃうんだから！』

『出久はヒーローになるなら！私はそれを応援するファンになるね！ファン1号は譲らないよ？』

『っ………出久？………出久も…なの？

私は…………っ…………ただ……………ごめんねっ……私なんかが、』

出久はあの日の愛白の涙を忘れていない…………

勝つ…………僕には沢山の人がいて、恵まれたから…………

君に言ったみたいに

、一度はかっちゃんに勝つよって………

勝ったよって………伝えられたら

変わらなきゃ

もう、僕は君から逃げないよ………

さあ、2人がそう思うと出久に麗日から連絡が入った。

どうやら、飯田に見つかってしまったらしい。

そこで、出久は自信の居る場所と上の彼女がいる部屋の位置を考える。

そして、タイムアップの時間は刻刻と迫っていた。

「溜まった………」