不変な少女Ⅰ【ヒロアカ】 (ページ3)

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3、オリジンページ3

彼女は普通の家庭に生まれた。
優しい母引子と、転勤の多い海外にいる父
そして、双子の兄出久。

個性は両親の個性のどちらかか、それが混じった力がでるという………
5歳になるまでには発現するらしい……
だが、愛白の、個性は、両親とは全くことなり、更に個性では無い力もあった。
最初は嬉しげに話し、祝ってくれた。家族。
出久も自身が無個性である事を知らなくて、
何時か個性が出て、個性者ならば一度憧れる職業ヒーローを夢にしていたから、
彼女は本当にその事が誇りで応援していた。

「すごいね！愛白！僕ね！愛白みたいに個性が出たら！！ヒーローになるんだ！！」

愛白の個性は恐らくかなり強い…………でも、
ヒーローになった出久に会いたくて、

何時かヒーローになった時、あれがうちの兄ですって…自慢するくらい応援したくて……

「うん！楽しみにしてるね出久！」

愛白は今のような無表情ではなく花のように笑えていた。

でも、そんな幸せは永く続かなかった。

ある医者が出久と母に出久が無個性であると伝えたのだ。

その…耐え難い現実に出久は毎日のように泣き、
引子は自身を攻め毎日、頭を抱え悩んでいた。
幼い愛白には心配で、何かしなきゃと純粋な気持ちだった。

だから、2人に声をかけた。

これがいけなかったんだ。

「ママっ泣かないで……」

「出久………オールマイトみたいになるんでしょ！頑張ろう！」

だから、引子と出久の目には、個性を宿した愛白が目に入ったのだろう

引子は愛白に叫び。

出久も愛白を攻めた

「貴方が！！出久から全て奪ったのよ！！」

「愛白に何が分かるんだよ！！僕は無個性で、ヒーローにもなれないかもしれないんだ！！」

その言葉に愛白の心は崩れた気がしたんだ。