不変な少女Ⅰ【ヒロアカ】 (ページ15)

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16彼女は至って変わらないページ15

出久が修行を始めたらしい。

身体を鍛えているのか、ジャージで朝早く出かけている。
あの日、以来だね。
君がかっちゃんを助けた日からだね……

彼は変わろうとしているのに……愛白の日常は変わらない。

路地裏、
何時もの如く。クラスメイトと他クラスの生徒が彼女を集団リンチした。

「あははっもっと痛がったら面白いのに！！」

「抵抗くらいしろよ！？」

「この人形野郎！！キャハハ」

「ねぇ…さすがにヤバくね？」

「大丈夫だって！！こいつなんて助けねぇよ……無個性だし………」

……お前ら敵の素質あるね……
後、無個性………ねと…

彼女はぼーっと今日もその行為を受け続け、何回殴られただろう………何回笑われただろうか？……

「っ………」

変われないのは……私だけだ。………
そんな時、一人の敵らしき男が愛白の前に現れる。

まあ、どこにでもいる雑魚だと彼女は思った。

けど、彼等は逃げた愛白を置いて………

まあ、虐めてるやつを助ける人間が何処にいる………

「ぐへへっ女だ！！」

下品な笑い声……彼女は目をただ瞑った。
ごめんね……悪気はないよ……

もしかしたら、楽になれるか？
愛白はそんな淡い期待をする。

でも、叶わない事を知っているのだ。

私の個性なんだ。これが、

その男は快楽的目で、愛白にナイフを突き立てた。

が、ナイフは彼女に当たることは無く。
男に目掛け吹っ飛んだ。
傷が出来た男

「なっ！？化物お！？」

化物？これだけで？やっぱり弱い。

彼女はそんな敵に向け、不敵に笑う。

「はっ……よかったですね？大事にいたらなくて………制御してあげたんだから、感謝してください？本当なら、貴方………」