130話�� ページ30
緊張しているのか、彼は中々目を合わせず彼女までもが緊張し、目を逸らした。
「何？2人して…人見知りさんですね〜」
ニヤニヤと黒尾が2人を笑えば、夜久が黒尾を蹴る。
中々のキャラの濃さに彼女は、思わず苦笑い
「うるせぇーッ!!!!憧れが目の前にいんだぞ!!!!緊張するだろ！!!」
憧れという言葉に瞳が揺らぐ彼女。
「へっ？」
「コート状の鍾美姫ですよね…！」
昔言われてた名に彼女は、口を開く。
「その呼び名……」
「すみません！嫌でしたか？」
「いっ、いえ…あの、最近呼ばれてないからッ…少し…びっくりして…あっ、あと敬語はやめてくださいッ…夜久さんの方が先輩ですから…」
皆逃げ姫って…呼ぶのに…
そう俯く彼女の頭に顎をのせる黒尾は、笑いながら言った。
「安心しろよ！音駒は、お前の事…逃げ姫なんつう名で呼んでねえから！ほら、それに、お前のプレー皆で見てるからな！
うちのプレースタイルは、お前のプレーを参考にしてるんだぜ？」
「おい！黒尾!!日向さんを離せ!!」
黒尾の言葉に顔を上げる彼女。そんな彼女の頭を彼は優しく撫でれば、
彼女は、夜久の方を見る。そして、彼もまた、言った。
「ま、まあ…黒尾の言う通り皆日向さんのこと…そんな酷い名前で呼んでないから…っ」
2人の言葉に彼女は、口元を隠し笑う。
「ふふっ…ありがとうございます！こちらも…本当に素敵なチームですね…試合が楽しみになりました。」
その笑みに黙って見ていた研磨は、ため息を漏らしと海信行…福永招平は、それを楽しげに見ていた。
「本当に…無自覚なんだよね」
「確かに…狡いな〜あれは、」
「うん…可愛い…」
そして、彼女の笑みに猛虎が倒れれば
そんな彼等の前に来るのは、今日の練習相手。
彼女は、直ぐに相手を見ると、切り替わりその人たちを見て不敵に笑う。
「さあ…改めて、最終日まで頑張りましょう…よろしくお願いします。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 368人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優琴(ﾕｷ)(プロフ) - いじめの主犯の名前と自分が設定してる名前が一緒で爆笑してしまいました（すいません）この作品めちゃくちゃ好きです！ (2021年11月27日 14時) (
レス) @page2 id: 2ddfb5e61c (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 初コメ失礼します。音駒の副主将は海さんですよ。 (2021年8月25日 8時) (レス) id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです！早く続きがみたいです！更新楽しみに待ってます！ (2020年9月27日 18時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2020年9月12日 17時) (レス) id: 7509443258 (このIDを非表示/違反報告)
KAT(プロフ) - 花束を抱えてさん» コメントありがとうございます！頑張ります (2020年8月11日 15時) (レス) id: d8bd84f5ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KAT | 作成日時：2020年4月12日 13時
