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Aside
数時間後…林太郎くんは何かのメモをとっていた
林太郎｢今日一日いつきくんが人を褒めた回数…78回
その中で恋心に発展しそうな子は35人
Aちゃんが人を助けた回数は70回
その中で恋心に発展しそうな人は50人｣
いや…えぐすぎでしょ
｢すごいねぇ〜｣
そういえば校舎裏呼ばれてたんだった
｢ちょっと校舎裏呼ばれてたから行ってくる｣
いつき｢んー｣
校舎裏には案の定…男の子がいた
男子｢佐野さん…！
僕…あなたに助けられて…好きになっちゃったんです！｣
｢…ごめんね
私には好きな人がいるの｣
男子｢その人って…俺とか入ってたりしないですか？｣
｢…高身長イケメン｣
男子｢俺高身長ですし…顔はどっちだと思います？｣
｢さぁ…｣
男子｢俺そのわんちゃんにかけるので｣
｢…え？｣
男子｢俺もあなたの好きな人の特徴ありますよ？｣
｢そうなんだ｣
男子｢俺でもいいんじゃないですか？｣
｢…こわっ｣
最後にボソッと呟いて逃げてきた
怖いよあの人
教室に戻ると…林太郎くんが帰ったあとで…私はいつきくんと並んで歩いていた
いつき｢つ〜かA…今は彼氏いんの？｣
｢いないけどさぁ…
怖い人に告られるようになっちゃった…｣
いつき｢…じゃあさ
俺と恋人のフリしてみる？｣
｢…へ？｣
いつき｢彼氏がいるってわかったら手なんか出してこないでしょ｣
｢…じゃあお願いします｣
またこれは付き合えるパターン…？
でも自惚れちゃだめだ…！
いつき｢またよろしくね
じゃあまた明日｣
｢…また明日！｣
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作者名：あやっち | 作成日時：2023年10月3日 10時
