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夢主side
次の日…お昼休み
みのり｢小野寺くん来たじゃん｣
｢ん…｣
みのり｢素通り！？
どうしちゃったのA！？｣
｢…小野寺くんのとこ行きたきゃ行きなよ｣
みのり｢…わかったわ｣
屋上…
みのりside
小野寺くん､林太郎くんと作戦会議中
いつき｢明日…だよね…｣
｢このままだとAは…今まで小野寺くんと過ごした思い出を一生思い出せなくなるんだよ？｣
いつき｢うん…
でもA…俺が記憶を思い出してもらおうとすると…どことなく寂しい顔するんだ…
思い出して欲しいのはきっと…俺のわがままなんだよね…
今のAはそんなこと少しも望んでない
だからこれでいいんだよ｣
悲しそうに呟く小野寺くん
林太郎｢それってほんとにAちゃんのためなのかな？
いつ聞くんだって後悔があって…振り返りたい思い出がたくさんあるでしょ？｣
いつき｢…その記憶があるからこそ人に優しくしようって思えるし､今の自分があると思ってるよ
だから…俺は全部…Aに思い出してほしい…！｣
安心した…じゃあある話をしようかな
｢あのさ…今更こんなこと言いたくないんだけどさ…
Aのことが好きだった人から話聞いたんだけどさ…
その人…小野寺くんから奪ってやろうって本気で思ってたみたいなの
でも…2人の間にはその人が入る隙間なんて少しもなくて
気づいたら小野寺くんとA､2人の関係が好きになってたみたい
それは私だって同じ
あの時の2人に会えなくなるの…私はやだ
だから…諦めないでほしい！
もう一度…運命に逆らってほしい
心から大好き同士だった2人に会いたいから｣
いつき｢藤井さん…林太郎くん…ありがとう
でも…もう時間ないよね…｣
林太郎｢まだ試してないことがある｣
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作者名：あやっち | 作成日時：2023年10月3日 10時
