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Aside
次の日の朝…
いつき｢林太郎くん…A…
ごめん！
今度は俺の問題に巻き込んじゃって…｣
林太郎｢あぁ…大丈夫だよ
特になにも…できなかったし｣
｢私も…怪我はないし寿命も見えなくなったっぽいし｣
いつき｢林太郎くんには…もう1個謝らなくちゃいけないことがあって…
前に俺…“一回失敗してる”って言ったよね
子供の頃…未来が見えるってことで人付き合いが苦手でさ
よく父さんが経営してる病院の屋上に隠れて1人で遊んでたんだ｣
それで…言ってた話はこう
ひかりさん…という女性に出会い､毎日のように病室に通っていたが…
ある時に未来を見てしまい…会えなくなったと
いつき｢俺のせいだと思った
俺が余計なこと言ったから…助かる可能性すら奪ったんだ
うみちゃんの未来を見た時…君が自分を責めてる姿がみえた
重なったんだ…昔の自分と
俺…林太郎くんに八つ当たりしてた
“この人も俺と同じ間違いをして人を死なせてしまうんだ”
そう思うと腹が立って…ほんとにごめん｣
｢そういえばずっと聴きたかったんだけど…
林太郎くんはどうして運命を変えられるって信じられるの？
無理かもって思わないの？｣
林太郎｢思わない…俺は…うみを信じてるから｣
いつき｢…俺､君が運命に勝つとこ見てみたい
よかったら…協力させてほしい
だめ…かな…？｣
林太郎｢ううん…ありがとういつきくん｣
放課後…
みのり｢それでは第一回
うみちゃんの命を救おう作戦会議を行いたいと思います｣
うみ｢いつきくんも一緒に考えてくれるの？｣
いつき｢うん
どれだけ役に立てるかわからないけど｣
｢すっごい頼りになりそう｣
いつき｢あっ…ちなみに今の余命は？｣
林太郎｢25｣
みのり｢林太郎くん…今までの出来事と余命の増減をまとめてきてくれたんだよね？｣
｢うん｣
｢お〜わかりやすい！
対処法なんだけど…いつきくんが見えた未来を詳しくきいて…対処法を練るのは？｣
｢経験上…俺が話した時点で未来が大きく変わっちゃうからあんまり意味はないと思う｣
｢そっか…となるとやっぱり筋トレだね！｣
4人｢筋トレ！？｣
｢うん
だって筋肉つければ危険な人に追いかけられても走って逃げられるし…
ほら…車に撥ねられても受け身を取れば死なないでしょ？｣
｢死ぬ時は死ぬよ｣
｢でもでも！
私が強くなれば助かる可能性は増えてくるよ
自分の命を守るには自分が頑張るしかない！｣
彼女は強かった
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作者名：あやっち | 作成日時：2023年10月3日 10時
