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Aside
放課後…委員会の仕事があったから…いつきくんには先に行っててって言ったんだけど…待ってくれるって〜！
まじ優しすぎない？
偶然会ったうみちゃんと一緒に靴箱に行くと…なぜか手紙を見て怯えてるいつきくんがいた
…なんで怯えてるんだろ
後ろからちょっと覗くと…
一面に“好きです”と書かれた手紙を見ていた
｢いつきくん…？｣
いつき｢あっ…！｣
いつきくんが驚いて手紙を隠した瞬間に…写真が落ちた
｢驚かせてごめん…！
この写真…まさか…また？｣
うみ｢え？｣
写真には…登下校中や体育中のいつきくんの隠し撮りが載っていた
｢…なにこの笑顔｣
いつき｢Aにパスした時のやつ｣
｢こんな顔してたんだね…｣
ってうみちゃんが気まずくなるやばい
近くの公園で…
いつき｢最初はただのラブレターだったんだ
でも…それが毎日来るようになって…
名前も書いてないし…
それに手紙にも別に付き合いたいわけじゃないって書いてたから…
どうもしようがなくて…気にしないようにしてたんだけど…｣
｢私の下駄箱や机にもそれに似た筆跡の手紙があったんだ
まぁ…内容は真逆だった…
“早く別れろ”…“別れなきゃ許さない”
まぁ…その他にも理由があって引っ越しちゃったけどね｣
いつき｢俺は…日がたつごとに…覚えのないエピソードが書いてあったり…
隠し撮り写真が届くようになったり…
俺の家の前にいて…ずっとこっち見てたり…｣
うみ｢え〜！｣
いつき｢まぁ…それから俺も引っ越しが決まって…
収まったかなって思ってたんだけど…新しい学校の下駄箱や机にも手紙が…｣
｢…まじで許せない｣
いつき｢正直…どうしたらいいのか…｣
うみ｢そういうときはね…友達を頼るんだよ
たろーにも言って協力させよう
どうすればいいか…一緒に考えよう｣
｢うみちゃんの言う通り！
欲を言うなら彼女にも頼ってよ？｣
いつき｢迷惑じゃない？｣
｢じゃない！
それに…頼るってことは…信頼してるってことだもんね
だよね〜うみちゃん｣
うみ｢うんっ！｣
いつき｢頼っても…いいかな？｣
｢もっちろん！
今日はとりあえず…林太郎くんに連絡して､4人で一緒に帰ろう｣
いつき｢ありがとう｣
いつきくんが立ち上がった瞬間…ふらついたから受け止めたら…いつきくんの顔色が…悪くなっていく…？
｢大丈夫？｣
いつき｢Aが死ぬのって…｣
｢死ぬって…？
なんでいつきくん私の余命のこと…はっ…！｣
うみちゃんに聞かれた…
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作者名：あやっち | 作成日時：2023年10月3日 10時
