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Aside
週末…案の定藤井みのりは林太郎くんにベッタリだった
悲しそうな顔をするうみちゃんを見ていたら私まで悲しくなっちゃうよ…
水族館に入り…
みのり｢うわ〜すご〜い！
海の中みたい！
あっ！あのお魚…仲良さそう！
私と林太郎くんみたいだね｣
…うみちゃんと林太郎くんだもん
いつき｢うわ〜あの魚かわい〜！
Aみたい｣
｢えっ…ってふぐじゃん！
喧嘩売ってんの？｣
いつきくんの意地悪…もう知らないもん
いつき｢ごめんごめんw
Aが1番可愛いよ｣
｢…やだ｣
こういうのをあざとかわいいって言うのかな？
いつき｢…ごめん｣
そう言いながらバックハグをしてくる
反則だって…
数時間後…イルカショーを一緒に見ている
ってか何のためにここ来たんだっけ…
ってうみちゃん…林太郎くん…藤井みのり？
あっ！監視に来たのに普通にデート楽しんじゃったよ…
外…バルコニー(？)で
うみ｢ねぇ…みのりちゃん…
みのりちゃんは…たろーのことが好きなの？｣
みのり｢うん…好きよ
ちゃんと恋愛的な意味でね｣
うみ｢みのりちゃんに言われてずっと考えてたんだけど…
私も…たろーが好き
恋愛的な意味でかは…まだよく分からないんだけど…
好きで…大事で…そうしても失いたくない
たろーは半分こできないし…
でもやっぱり私は､みのりちゃんにも…他の誰かにも…たろーはあげたくない
だから…｣
みのり｢だから？｣
うみ｢たろーのことが好きなら…私と勝負してください！｣
みのり｢今はあなたが彼女だけど…林太郎くんはものじゃないんだから誰を好きになるかは林太郎くんが決めることだよね？
まぁ…無条件に自分を許してくれる存在がいるって気持ちはいいよ
でも…林太郎くんがかわいそう
恋とは言いきれないなら…彼女でいる必要ある？｣
あれっ…青い物体が2人に駆け寄ってる…？
うみ｢あれ？イ…イルカさん？
会いに来てくれたの？
えっ…ちょ…イルカさん？｣
みのり｢ちょ…ちょっと何してるんですか！｣
藤井みのりに倒されて頭をぶつけたイルカさんw
イルカ｢痛〜！
ごめん…たてない…起こして！｣
みのり｢えっ？この声…｣
うみ｢えっ…たろー！？｣
ちょっと…その外し方は子供のトラウマ…(
うみ｢大丈夫？｣
林太郎｢うん｣
うみ｢どうしてたろーがイルカさんになってたの？｣
林太郎｢水族館の係員さんにお願いして…借りてきたんだ
うみがイルカと友達になりたいって言ってたから｣
いやぁ…純愛だ…
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作者名：あやっち | 作成日時：2023年10月3日 10時
