【第七話】「やばい入学式」津島治栄 ページ8
私の名は津島治栄。
どこぞの腐れ青鯖野郎の妹です。
今,兄と友人(?)のひかりと学校へ向かっています。
「そーいやさ!入学式の健生!やばかったねー!」
ひかりが言う。
「嗚呼…」
そう,入学式の時_____
委員会の紹介となった時。
「生徒会本部会長,津島健生」
諭敬先生の言葉に惹かれ,向かう私の兄。
「新入生の皆様,ご入学御目出度う御座います。
みなさんは,前世を持っていますね。
今日,此の日本に前世を持っている人間は人口の僅か一割」
まじか…うちの兄貴が経済話し始めたぞ…
天変地異でも起こるんじゃ…?
「僕__津島健生も,太宰治と云う前世を持っています。中々波瀾万丈の人生でした。
其処に居る僕の妹も,中原中也と云う前世を持っています」
………一寸待て何で私を出してきた!?
「此の学校の素晴らしいところを教えましょうか。
其れは,生徒が自由な所。対象の人に恋い焦がれる人,人と中々馴染めない人___様々な人が居ます。此の学校は美しい。必ずと言えるほど,感情の産声が聞こえてくるのです」
初めて聞いた人には素晴らしい表現だ,で終わるだろう。
ただ,二度目以上聞いた人は違う。どう思うかって?
____気障だなって思うんだよ。
「僕は,其の前世を生かして此の現代に繋げる架け橋となって欲しいと思う。
此の腐っている世界に____光を放って欲しいと思うのです。
其のためなら,教師一同,二、三年一同,全員が助けて行く!!!
最後に学校の校訓を………先輩と教師の方は,もう分かるよね?復唱してよ?」
あ,でも__________
私は,此奴を恥だとは思わない。否,思えないの方が正しいだろうか。
「《
だって,カッコいいから。
「あ,教室に帰ったら封筒があるはずだから,其れを開けてね!
俺等からの,プレゼントだ!!
あ!俺の首絞めてくれる人募集中!!」
入学式,別名異能授与式。
別名_______津島健生暴走式。
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くっきー(プロフ) - 音楽家と聞いて来ましたぁ!(音楽家大好きなのです) (2018年11月29日 17時) (レス) id: 1ae5ed5092 (このIDを非表示/違反報告)
成代遒 - 詠璃−エイル−さん» すみません!今作りますね…! (2017年12月6日 22時) (レス) id: eb873f1f0d (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - あっお話がいっぱいで書けませんでした…!! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - 更新します! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
雪少女 - 終わりましたー (2017年12月6日 19時) (レス) id: 8cbbc17253 (このIDを非表示/違反報告)
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