【二十三話】「自分の不幸は血の味」茨木鬼国 ページ24
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「それでは、自己紹介タイムは終わります。
ここの学校を一通り見たりする時間をあげますので、是非先輩達に会ったりしてください。」
そう先生から言われ、皆は一斉にチームを組んでどこかへ行く。
…チームを作らず1人でどこかへ行く。
そんな俺は、周りから変な視線を受けたりしてないだろうか。
茨木鬼国だ。
因みに果物とかは好きだぞ。
今、俺は誰も居ないはずの校庭に来ている。
周りを見て、どういうものかと覚える。
そして、何故か人がいない事を確認する。
「ふう。」と溜息を吐き、誰もいないと思って他の所へ行こうとすると_______。
「っ…!」
急に足元がぐらついた。
自分は、一瞬でわかった。
地面から落ちる感覚。
そして、変わる視界。
誰か作った落とし穴にはまった、と。
「痛ぇ...誰だよ!こんな所に落とし穴作った奴!」
そう叫び、姿勢を治そうとする。
そうすると、影から少し笑っている少女が自分のいる落とし穴の目の前に立ち、俺を見る。
彼奴がやった、と簡単にわかった。
だが、意外に少し痛くて何も言えないままでいる。
すると、少女が「ふふっ」と爽やかに笑いながらこう言う。
「君、大丈夫?その落とし穴作った人、作るの上手いねぇ...ま、私だけど!
...んで、君、誰?見たことないけど、新入生?私は丘島ひかり!まぁ気軽に呼んでよ!」
丘島ひかり___。
確か、何処かで名前は見た気がする。
先輩という事だけは完全に覚えてる、が…。
俺は今、そんな先輩に「よろしく」と言えるほど機嫌が良くないのだ。
俺は先輩と後輩という立場を忘れ、
怒りを我慢したがオーラで見えそうな怒りを出し、俺はこう言った。
「…っ…新入生、茨木鬼国だ!!
あんた、こんな悪戯を仕掛けておいて笑うな!
あと、何もなかったみたいに自己紹介すんな!
そして助けろ!!」
大声で俺は言う。
そうすると、意外に深かった落とし穴の上にいる少女は、驚きながらもまた笑った。
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ちょこれーと厨。さんの丘島ひかりちゃんをお借り(?)しました!
完全に視点が鬼国君なだけです。いえす。ネタがない。
ネタ切れだけは絶対に無いように頑張らなければ……!!!
【二十四話】「自重と怒り」丘島ひかり→←【第二十二話】「運命共同体」炎凛 拳斗
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くっきー(プロフ) - 音楽家と聞いて来ましたぁ!(音楽家大好きなのです) (2018年11月29日 17時) (レス) id: 1ae5ed5092 (このIDを非表示/違反報告)
成代遒 - 詠璃−エイル−さん» すみません!今作りますね…! (2017年12月6日 22時) (レス) id: eb873f1f0d (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - あっお話がいっぱいで書けませんでした…!! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
詠璃−エイル−(プロフ) - 更新します! (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6ecde06555 (このIDを非表示/違反報告)
雪少女 - 終わりましたー (2017年12月6日 19時) (レス) id: 8cbbc17253 (このIDを非表示/違反報告)
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