【小説】前世を生かせ___九十九高等学校！

【十二話】「自己紹介ですね」矜持清歌 ページ13

こんにちは、いやおはようございます！


元気一杯、不屈の精神。


私、矜持清歌(きょうじ せいか)って言います！


これでも平安に生きた清少納言なんですよ？


全然似てないですよね。


でも、私はそれでもいいんです。


いろんな角度で世界を見たいものでしょう？


まあ、それはそうとして


私、今日から高校デビューなんですよ！


高校は穏やかな女性を演じ、青春を掴み取るのです！


待ってろ、青春。




え？今何してるかって？


正直言いますと、入学式もクラス分けももう済ませてあるんです。


今は自己紹介中。


矜持…か行なのですぐですね！


自己紹介…これで印象が決まるといっても過言じゃない…。





あっ、順番来た…！


席を立ち、少し緊張しながら重い足取りで教壇に向かった。


「えっと、矜持清歌です。好きな食べ物はからあg((ん゛…マカロンです…よろしくお願いします。」


うわー、やっちまったー。


間違えて唐揚げって言いかけたー。


いや、好きな食べ物は唐揚げなんだけど…


おしとやかな子の好きな食べ物が唐揚げって…ねえ？


うぅ、みんなに変な印象持たれてないといいな…。


清少納言のときとは大違いだ…、

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こんにちは、蜜柑の皮。です。

前世とは正反対みたいな子が見たかったんです…

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