女帝様とエホバ神 ページ4
A
「あぁ、確かに…いや、操られてる可能性があるかもな」
エホバ神
「それも有り得る」
A
「……はぁ私の邪魔をしないで欲しいな」
エホバ神
「お前が上まで登ったからだろ？」
A
「良いだろ？面白いし」
エホバ神
「あぁ、確かにそうだな」
A
「…なぁ、私を救う人がいると思う？」
エホバ神
「さぁ？でも、お前が手放すだろ」
A
「そうだ、それが正しいからな」
エホバ神
「そう？…明日人たちはお前を愛しているぞ」
愛してない！！！！！！
彼女がいきなり立ち上がった
A
「くだらん事、言うな
私は悪役という運命だろ？ならば友情などいらん」
エホバ神
「落ち着け」
A
「はぁ？元々さぁ」
エホバ神
「漢林・貫明・天華」
A
「ﾁｯ…」
エホバ神がこの名を呼んだら彼女は
漢林の姿になった
エホバ神
「今回はもう終わりだ」
漢林
「えぇ、そうね
ありがとうね…エホバ神…いえ、篠原医者」
篠原医者
「次は来週な」
漢林
「わかりましたわ
ではそろそろ失礼したわね」
………
………………
漢林は病院を出て、タクシーに乗った
それを篠原……エホバ神は窓で眺めた
エホバ神
「………昔々ある所に平和な家庭が生まれました
優しい父に美しい母に産まれた少女…
裕福な家庭でとても幸せでした
その少女は容姿端麗、才能、性格優しかった
ある日のきっかけで美しくて強く優しい彼女は
変わってしまった…
火が燃え続けている…空気が濁っていて熱い
体が焼けるほど熱い…ここから出ようとしたら
崩れ落ち屋根によって足と頭をやられた
痛いｯ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い…
無理やりその屋根の1部を取り外し、
足を必死に支え、ゆっくりと立ち上がった
あれ…視界に血が流れている……あぁ、これは
頭に傷を負ったんだ…やばい、目眩がする…
ねぇ、お母さん、お父さん…早く逃げ、よ？
起きてよ……
彼女は死を迎えた両親を抱きしめ、眠った
彼女を愛した両親と共にこの世を去る……はずだった
何故か生きてしまった
わからない、だが…神様が作った運命だろう
本当に理解できない……私の家庭をこうした人は
一般人で父に嫉妬した部下だった…
は？それだけで？あぁ、それだけだ
こうして、彼女は世界の女王になるために
悪に染まってもなんでもした…
しかし、彼女が傲慢過ぎたようで人々から殺された
彼女の人生は実に哀れ…まぁ、これも運命だ」
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作者名：Mr.A | 作成日時：2019年7月23日 14時
