《オリオンの刻印》狂った女王 (ページ13)

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ヒロトの夢彼女は一体に？ページ13

？？？
「ｸｽｸｽ」

彼女は目を細め、手で口元に付き笑っている

ヒロト
「ﾁｯ」

？？？
「あれぇ舌打ちとは失礼じゃん？」

ヒロト
「黙れクソ女」

ギロリと彼女を鋭く睨んだ

？？？
「さぁ、早く答えてもらおうか」

ヒロト
「……まず、なぜ俺がここに居るのか
それは外の世界の漢林が俺の精神世界と融合させた
目的はわからんが多分、何かを知って欲しいかもな
で、ここにいるお前は何者なのか
多分、漢林の心で作られた者
漢林を支えるための者だと俺は思う

どうだ？」

ヒロトは片手を腰に掴み余裕を持っていた

？？？
「へぇ、なかなか頭がいいのね
でもね、私は心を支えるために作られたんじゃないよ

今の、漢林・貫明・天華の本体

私だよ？」

彼女は手を大きく広げた
どう？凄いでしょ？と言っているようだ

ヒロト
「何！？じゃあ、アイツはｯ！」

漢林？
「へぇー意外とあの子に気にかけてるんだね」

ヒロト
「ｯ別にいいだろ！」

ヒロトの頬は少し赤くなった

うん、そりゃー脈アリじゃね？
てか、どこを好きになったんだっけ？俺は
厳しく対した覚えがある
悪いが、優しくした覚えはないね

漢林？
「ねぇ、教えてよ…あの子のどこかを好きになったの？」

漢林？が女座りをしてヒロトに聞いた

ヒロト
「………アイツは、厳しい女だ
同じく御曹司の俺によく怒って腹立つ
けれど、どこか、儚げがあって心配になるんだ
例え、演技でもな」

ヒロトは喋りながら胡座をかいた

漢林？
「へぇーつまり、一目惚れしたってことだね？」

ヒロト
「………あぁ」

声が小さくなっている
それほど恥ずかしいのだろうな

ヒロト
「俺だけじゃねぇぞ？」

漢林？
「は？」

ヒロト
「俺以外に好意を持つ人が結構いるぞ」

漢林？
「えぇー…あの子は一体に何をしたの！？」

俺のアホ！！！何をしやがったんだ！？
なんでこーなったの！！！！やだわ！！！！

ヒロト
「いやいや？アイツは何もしてないが
魅力に惹かれただけだ」

漢林？
「えぇーなにそれよ…」

ヒロト
「おう
特に強く持っているのは灰崎だな」

うん！？嘘だろ！？あの灰崎がぁぁ！！！

漢林？
「へー…」

興味無さそうに声が出た

ヒロト
「なんなんだよその反応は」

漢林？
「えーだってよぉ
まぁいいか…今更言っとくけど俺様の名前は

王星 Aだ

覚えておけよ？
ゴッドストライカーの吉良ヒロト君」

そこで意識が途絶えた