｢あっ｣という間に君が好き (ページ8)

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｢ああ！？すみません、私のこと褒めてくださってたんですか……！光栄です、ありがとうございます！｣

6人もぞろぞろと来てないで早く帰った方がいいのでは。

という言葉を飲み込み片付けを手伝おうとその場を立ち去ろうとしたら、また声をかけられる。

｢Aちゃーん！今日後片付けだからもう手伝わなくて大丈夫だからね！本当にありがとー！｣

｢あ、ほんとですかー！分かりました！宮内さんもお疲れ様です！｣

チッ、逃げ場なくなったじゃねえか。……なんて思ってません、

本来タレントに裏方手伝いはやらせないだろう。
私は女優として仕事を貰う前から裏方を行っていたのでスタッフさんに名前知られているだけ。

ジェ｢ねね、連絡先教えてよ！飲み行こ！｣

｢え、いやだ｣

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｢はあっ、間違えた！！すみません！！｣

松村｢ジェシー振られてんじゃん。｣
森本｢ごめんなさい急にうちのジェシーが｣
ジェ｢いや音楽のお話とかしたいなって思って！｣

松村｢……なら俺も、したいです。音楽の話。好み合いそうなので、オススメ教えて欲しい……と。｣

｢……わ、私でよければ｣

何故か言い出した2人のみではなく6人と交換していた。

ギターなんて楽曲提供してもらうことが決まって猛練習を重ねた結果弾けるようになった程度で、歌なんて大して上手くもない。

それに私は女優……であってシンガーじゃない。

でも何か、始まる気がした。