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ス「ほんとに助かった!実は今日欠員出てたのよ!Aちゃんなんでも出来てありがたいわ〜」
「そう仰っていただけますと光栄です!」
媚び売りだと言うのなら、なんとでも言えばいい。
そうしないと生きていけないということを、私はわかってるだけ。
田中「おつかれさまでーす!」
「ギャア!」
不意に冷たい何かが首の後ろに当たった。
「な、なんで、しょ……あら、SixTONESさん。お疲れ様です。」
振り返り深々と頭を下げる。
もしかすると今のはいやがらせだったのだろうか?
笑いをこらえた田中さんが私に持っていたものを差し出しながら言う。
田中「これ、水、良かったら飲んでください。ずっと動いてたみたいだから……」
肩が震えているようですね。私達初対面なのですが。
「ありがとうございます、いただきます。」
ジェ「いつもお手伝いしてるんですか?」
「そうですね、スケジュールが空いていてお役に立てることがあれば手伝わせていただいてます。」
何故この方々は6人も揃って私に声をかけに来たのだろうか。
ジェ「Aちゃんの歌めっちゃ好きですって言いたかったんですよ!帰っちゃったかなって思ったんですけど裏方されてて。」
「─────ありがとうございます!作ってくださった方にお伝えしておきますね。 」
ジェ「え?ああ……うん。」
京本「いや。違う。Aさん、ジェシーが褒めたのはAさんの歌で、曲の完成度じゃなくて歌声とか歌い方も含めてだよ。」
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作者名:冬村 | 作成日時:2022年12月27日 7時