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「歌番組初出演という事ですがどうですか?緊張してますか?」


「はいっ、とても緊張していますが……今日のために何度も練習も重ねたので……!誰かに届くといいなと思います。」



別にそれほど緊張などしてはいないが。
私が作った曲でもなんでもない、売れたとすれば曲を考えた人がすごいだけ。


私がすごいわけでもなんでもない。




「Aさんでした!ありがとうございました!」



本番を終え、私はこの後仕事もなければ観客席を用意されている訳でもない。



「すみません、お手伝いできることはございますか?」

ス「ん?……ああ!Aちゃんか!手伝って貰えるなら助かるよー!」



仕事ない時はなんだってしてきたからある程度裏のこともわかる、

「これを運んで欲しい」、「音響にこれ伝えてきて」そんな雑用も引き受ける。

そうしてスタッフ内での評価もあげていくことで仕事は途切れなくなる。



ジェ「───……」




そんな私を見ている人たちがいたなんて知らずに。



SNSの更新は絶やさず、SNSのチェックは欠かさず。


@aaa
Aちゃんまじ良かった!緊張してるって感じで話し声震えてたのに歌い出したらあの迫力!ギターも上手くない!?


@bbb
この子言葉遣い綺麗だよな〜演技も上手いし非の打ち所なさすぎるわ。



@ccc
歌がそこまで上手くないのがなー。なんで△□P楽曲提供したん?ファン?




こういう奴は、俺は人と違う視点で見れますアピールをしたいだけ。何を言われても「いやでも〜」としか言えない人。




ス「Aちゃーん!これ渡してきてもらってもいいー?」


「かしこまりましたー!」

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設定タグ:SixTONES , 松村北斗   
作品ジャンル:タレント
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作者名:冬村 | 作成日時:2022年12月27日 7時

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