○45 ページ45
京本「明日から映画のヤツあるじゃん。Aちゃんと。」
森本「うん。嬉しいよね。」
きょもが話しかけてきたかと思ったら仕事の話。
またポケモンGOで珍しいポケモンでもつかまえたのかと。
京本「俺さぁ、Aちゃんに告ってるんだよね。」
「「「は!?」」」
YouTube撮影の合間だから6人いるんだよ。ここ。
全員が振り向いて驚いた声を出す。もちろん、俺も。
森本「え、え、いつ?聞いてない」
京本「つい最近。俺のこと好きになってから付き合おうねって言ってLINEしてる。」
松村「……マジ?」
田中「ガチか、きょももか。嘘だろ。」
ジェ「俺も2人でカラオケ行ったし……」
高地「2人で出かけてないのは俺だけ、だな。まあ……本気にはまだなってないしお前らと争うのも嫌だから俺は気にしないで。」
松村「え、何……みんな本気?本気で好きなの?」
京本「じゃなきゃ告白しない」
田中「2人で飯とか誘わねー。勘違いされたくねーし。」
ジェ「俺も。」
森本「俺はあっちから誘ってくれたけど……。」
北斗が「まじかよ、そっか……」とうわ言のように呟く。
松村「……あ〜好きな人被ったら諦めるだろうなって思って生きてきたのに無理だわ、諦めるとか無理。」
京本「俺もだけど?」
ジェ「俺も。」
田中「……つか告られてんのずるいな」
高地だけは「まあ好きになるのわかるわー」と頷いている。
でも高地もわかんないよ、2人で飯とか行くかもしんない。
森本「……明日からの仕事、映画だしきょも相手役だし。意識しそうで怖いな」
松村「あ、それさ、うえみさんってAちゃんの後輩もいると思うんだけど───」
329人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:冬村 | 作成日時:2022年12月27日 7時