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「さむ……」
寒すぎて暖房を入れることも出来ず布団に包まる成人女性。
解熱剤飲んだのに38度から一向に下がらず。
ふわふわしてる。
「……ポカリっと。」
森本さんやジェシーさん、田中さんはわりとこまめにLINEをくれる人達で返していると仲良くなった気になる。
お兄ちゃんが6人居ますね。
今日も見舞いに来てくれると言うことで欲しいものを聞かれた。
夜、ぴんぽーんと来客を告げるチャイムが鳴る。
布団を羽織ったままドアを開けに行くけれど足がもたつく。
直感でわかる、これヤバいやつだ
鍵を開けた途端、わたしはその場でへたりこんだ。
ジェ「ちょちょ、大丈夫?部屋どこ?」
「左奥……です」
松村「つか寒いなこの部屋!風邪引くよ!」
森本さんが"勝手に"包丁を取りだしリンゴを剥いてくれた。
ついでに冷えピタを貼られて体温を測られたし暖房もつけられた。
松村「ふだん生活どうしてんの、飯ちゃんと食べてんの?」
「その時の気分です……」
ジェ「寒くない?大丈夫?」
森本「水分摂って薬飲んでマジで。北斗がお粥作ってくれるから。」
「まま、おうどんがいい」
松村「ママじゃありませんけど!?」
「全くもう」と言いながらも彼は立ち上がりキッチンへと向かっていった。
森本「どう?気持ちいい?」
森本さん、体温高いと思ってたけど手が冷たくて頬に当たると気持ちいい。
「うん……来てくれてありがとう……」
ジェ「寝ちゃった」
森本「寝かせとこ。」
松村「何だこの家なんも無いぞ」
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作者名:冬村 | 作成日時:2022年12月27日 7時