｢あっ｣という間に君が好き (ページ13)

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○13 ページ13

松村｢うおっ！！え、大丈夫？ねえ？｣

隣に座っていた俺の膝にダイレクトアタックしてきた彼女。
今一気に飲んだのこれ……焼酎水割りですね。

｢気持ち悪い……｣

ジェ｢あー、どうしよう、住所言えるかな？タクシー乗っける？｣

｢うぅん……｣

ちっちぇー顔だなぁと膝に乗った頭をまじまじと見つめてしまう。
小さな顔に白い肌、丸いおでこに赤みを帯びたほほ、長いまつ毛。
可愛い。

田中｢誰だよ焼酎水割り置いてたの～｣
｢お客様すみません！麦の水割りを間違って提供してしまったようで……もうお飲みになられました！？｣
高地｢あー……飲んじゃいましたね、料金つけといてください！｣
｢こちらの不手際ですので……！｣

店員さんのミスらしい、まあ人間だから仕方ない、それに俺らだったら気づいて誰が頼んだか確認して飲まないし。

Aちゃんをどうするべきか。

結局Aちゃんはかなり深い眠りに着いてしまい、一旦ここから1番近い俺の家に全員で来ることに。
珍しく明日は全員オフ日で……彼女もオフということだった。

・

｢Aー、どう？初めてのお酒は……。うわ顔赤、｣
｢んぬ、ねるぅ、だっこ｣
｢A、絶対外で飲まない方がいいね～｣

そんなことが、あった気がする。