俺の過去、そして使命 1 ページ12
俺は元々、未来の人間だった。
というのも、俺は無実の罪で捕まり、死刑になってしまったのだ。いわゆる冤罪と言うやつだ。
アスマ「何でこんなことに……俺はやってねぇって、言ってんのによ…」ﾊｧ…
原因は、俺の務めていた工場の爆発だった。
そこで俺は、1人だけ生き残った。そのせいで、俺は犯人にされた。大切な仲間、友人、恋人、俺は色んな大切な人を失った。俺の目の前で。
だから、俺は逃げた。この現実から。この時代から。
何やかんやで過去に遡った俺は、たまたま出会ったアベルとアテネのところに居候させてもらうことにした。
アスマ「よ、よろしく頼む……」
アテネ「あんた誰？」
アベル「ちょっとアテネ！それは酷いよ！見知らぬ人に向かって！」
アテネ「いや、見知らぬ人だからこその対応でしょ？むしろ、なんであんたは見知らぬ人に向かって、こんなフレンドリーに接してんのよ。」
アベル「い、いや、困ってたから……」
アテネ「困ってたとしても普通家に連れてこないでしょうが！」
アスマ「……仲いいな。付き合ってんのか？」
アテネ「あ"ぁ"？」ｷﾞﾛﾘ
怖っわ。めちゃくちゃ怖っわ。人生最大の恐怖だわ。
そんなこんなで打ち解けて行った俺は、2人と色んな事をした。遊びに行ったり、買い物に行ったり、色んな事をした。楽しかった。自分が死刑囚だってことも忘れていた。
そしてある日、俺一旦未来に帰ることにした。とある用事があったからだ。
そして案の定、見つかった。だがその時、たまたま友人がいた。
友人は心配してくれた。大丈夫かと。嬉しかった。そして友人は、俺を匿ってくれた。見つかれば、友人も死刑になる。なのに友人は匿ってくれた。
アスマ「すまん。助かった。」
友人「どうって事はねぇよ。俺らは親友だろ？困った時は、お互い様だ。」
アスマ「あぁ。本当にありがとう。」
そんな会話を交わした時、ふと俺は外の天気を確認したくなった。何故かはわからない。
そして、確認した。俺は仰天した。一瞬マジでびびった。何故なら、さっきまで晴れていたはずなのに……なのに、その時は…………
数ｍ先も見えない程の土砂降りだったからだ。
続く
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リンカ - いつも楽しんで見させてもらってます。僕も短編集書いてます まだアスマさんには及びませんかお互い頑張りましょう (2020年3月29日 8時) (
レス) id: 470b98b264 (このIDを非表示/違反報告)
ASKさん(プロフ) - …そうか、アテネがそういう理由でフード被っているっていうのも、ありえそうですよね…いや、あなたにはアイデアに驚かされます…！ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 41e9e2d607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アスマ | 作成日時：2019年8月21日 1時
