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ヴィル「ディープ!!起きなさい!!」
ヴィルはそう言って自身の手袋をディープの顔面にぶつける。
『ポピーーー!!ヴィル、手袋はやめましょうよ!!ポムフィオーレ寮の決闘の合図じゃないですか!!手袋を拾いたまえじゃないんですから!!」
ヴィル「起きたならいいじゃない」
ジャミ「これがさっきまで気絶してた人なのか…⁇」
ルーク「元気でいいじゃないか!!」
カリ「ディープ…よかった…うわ〜〜んディープ〜〜〜〜!!」
『どうしたんですかカリムくん、そんなに泣いて…僕気絶しちゃってましたか…あれ、会場が元に戻ってる…ああ、マレウスくんですかね』
デュ「よ、よく分かりましたね…」
『ええ、まあ。友達ですから。』
エペ「ト、トモダチ…」
『ヴィルとも友達ですよ、ねえヴィル!!』
ヴィル「あらやだ、そうだったの?…ッ!!」
オーバーブロットの副作用だ。
『ひいん…ヴィル、大丈夫ですか?』
エペル「ヴィルサン!!俺に、センターを譲ってください!!」
エース「え、エペル!!お前何言っちゃってんの!?」
デュ「そうだ!!本番10分前で…」
エペ「だってヴィルサン、立ってるのもやっとじゃないか!!俺、アンタが観客の前で無様を晒すところなんて見たくない!!俺、アンタとの約束を守って、甘いだけじゃない、立派な毒林檎になれたでしょ?」
ヴィル「ふん、言う様になったじゃない。けど、スポットライトがアタシを照らしている限り、私は舞台を降りないわ。たとえ大岩が落ちてこようよもね。」
『ヴィル、って感じ』
ルーク「そうだね」
エペ「…分かりました。」
しぶしぶ了承するエペル。
だが次のヴィルの表情を見た瞬間、大丈夫だと察した様だ。
スタッフ「NRCのみなさん、スタンバイお願いします」
スタンバイの指示が入る。
カリ「楽しみだなー!!」
ジャミ「心配するな。全てうまくいく。いつも通りやればいい」
エース「サクッと優勝トロフィーいただきますか!」
デュ「緊張しすぎて、逆に落ち着いてきたぜ!!」
エペル「ッシャオラァ!!観客のハート、掴んでみせんぞ!!」
『頑張るとしましょう♪』
グリム「お前らにはツナ缶富豪の夢がかかってるんだからな!!ぜーーったい優勝するんだゾ!!」
ーーーーーーー
観客1「キャーーヴィル!!こっち向いて〜!!」
観客2「みんなカッコいい〜!!キャーー!!」
歓声が湧き上がる。
さあいよいよ
ボーカルアンドダンスチャンピオンシップの開幕だ。
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茨の谷の第二王子 - 気にしないで下さい。返信ありがとうございます。全て読み終わった後でも何度も読み返してしまう位この作品が好きです。奪えも5回以上読みました。 (2022年3月4日 14時) (レス) @page7 id: 89791848cd (このIDを非表示/違反報告)
雹恋(プロフ) - 茨の谷の第二王子さん» 返信が遅れて申し訳ありません!!!!!!ありがとうございます!楽しんでいただけて嬉しいです!! (2022年2月23日 8時) (レス) id: b7becd1423 (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - とても面白かったです。 (2022年2月15日 16時) (レス) id: 89791848cd (このIDを非表示/違反報告)
雹恋 - 睦月夜烏さん» ありがとうございます!!!!ぼちぼちですが、更新頑張ります!!語彙力ないですが、楽しんでいってください〜! (2021年4月7日 12時) (レス) id: b7becd1423 (このIDを非表示/違反報告)
睦月夜烏(プロフ) - がんばってください!更新楽しみにしています! (2021年4月6日 12時) (レス) id: 1e1ae547be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青星 | 作成日時:2021年3月3日 7時