Story2* ページ4
S side
数時間前
いつもと何ら変わりのない日常
朝は家で作業
昼からは打ち合わせがあったから
遅れないように少し、早く家を出た
駅へ行く途中に猫を見かけたから
頭を撫でてやって、また駅へと向かった
夕方といっても18時ぐらいに打ち合わせが終わると
歌い手仲間と少し早めの夜ご飯を食べに行った
そいつらと別れてからは真っ直ぐ駅へ向かった
最近ゲームやってないなぁなんて思いながら
「ただいまー」
家に向かって挨拶をして
リビングの電気をつけた。
そこで事件は起こった。
「え....てん、し........？」
そこには、真っ白な翼の少女が横たわっていた。
.......いやいや、ありえないだろ
天使？厨二くさいこと言うのは
握力7の(自称)天使だけにしてくれ。
......あいつも大概、頭おかしいよね
いや、今はそっちじゃなくて
この子をどうするかを考えよう
見た感じ.....18歳ぐらいか
俺、来年30だぞ.....流石にアウトだろ......
部屋の中が妙に冷えると思ったら窓が割れていた
どうやらここから入ってきたのか
少女の腕には所々傷があるのが見えた
翼はよく見ると片方がない
真っ白で綺麗なのに
片方は無理矢理千切られたような跡があって
とても痛々しい
窓は明日でいいか
とりあえずこの子どうにかしよう
「あの......大丈夫ですか.....？」
肩を軽く叩いて、少女を起こそうとする
しばらくすると、もぞもぞと動いて
ゆっくりと目が開いて、青い瞳が見えた
「.......ひぇっ、ここ、どこですか.....？」
長くなっちゃったけど
これが俺たちの出会いだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前振り長いなぁ笑
続く
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作者名：@(あっとまーく) | 作成日時：2017年11月24日 20時
