五十七 ページ12
夜齋side
『さてと…買い物も終わった事だし、壮五まだどっか見たいとこあるか?』
壮五「え?僕は大丈夫ですよ」
『んじゃあ本屋に行っても…』
晴齋「あれ、兄さん」
花繪「夜だ!」
後ろから掛けられた声は
明らかに知っている声だった
振り向いた方に立っていたのは
珍しく私服の晴と花繪だった
『晴!花繪!お前らも来てたのか…』
花繪「ふっふっふー…デートですよ!」
晴齋「おい!!」
『あ、そういえば付き合ってるって言ってたな』←超勝手設定(`・ω・´)+ドヤァ((ドヤんな
晴齋「なっ!?///知ってたのか!?」
おぉ、晴が赤くなるなんて珍しい
確かに、聞いたのは花繪からだったから
晴には教えてもらってないな…
話してなかったのかよ…
花繪「夜はオレののろけ話の相手してくれてるんですよー」(*´︶`*)
晴齋「って事は、兄さんに話したのもお前か…」
花繪「ハッ!ちちち違いますよ!!」
『花繪、もう遅いから』
晴の方を指差すと
花繪が油の切れたロボットみたいに
首を晴に向けた
その晴は俯いて黙っていたが
ゆらりと花繪に視線を送った
『あ、これ長めの説教モードだ』
花繪「たたた助けてくださいぃぃぃ!!」
晴齋「兄さんに助け求めんな!!」
『ま、花繪も悪気あった訳じゃないからな?程々にしといてやれよ』
頭を撫でると目を細めた晴に
優しくそう言った
きょとんとした顔を見せると
晴齋「………わかってる…//」
と、小さく呟き
目を逸らした
なんだこの可愛い生き物(弟です)
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作者名:にゃんこ先生(仮) | 作成日時:2016年11月3日 15時