甘い投げキッス ページ6
・
気がつけば
日付けが変わってて
村「そろそろお開きにしよか」
そう言って村上さんが
全部まとめてサッと支払ってくれた。
「すみません、ご馳走様でした」
村「ん。ええよ、気にせんで。そない高ないし」
丸「おすし」
「は？？」
丸「村上君、ご馳走様でしたっ」
村「お前は気にせぇ！」
いつの間にかタクシー2台呼んでて
丸山さんと私の背中を押してタクシーに乗せると
村｢ほなな。マル、ちゃんと送ったれよ」
自分は別のタクシーに乗って
手を振ると颯爽と別方向へ走り去って行った。
「なんか…凄いですね。ザ・芸能人て感じ」
丸「いや、アレは特殊やからね」
「でも、村上さんて親戚のおじさんみたいですよね」
丸「ぷは、はは」
思った事をそのまま言ったら
ツボにはまったみたいに腹を抱えて笑われる。
「そんなに面白いですか？」
丸「いや〜 親戚のおじさんかぁ、みたいな？」
「 丸山さんは… よくわかんないですね」
丸「えー？ 俺、めっちゃ単純やで？」
薄暗いタクシーの中
振り向くと急に真顔の丸山さんと目が合う。
一瞬、ドキッとしたのも束の間
私の手をゴツゴツした大きな手が包み込んだ。
「…！？」
驚いて見上げると
グッと引っ張り込んで私との距離を縮める。
丸「気になるコにはすぐチューしてしまうくらいホンマ好き嫌い激しぃねんよなぁ」
「酔ってます？」
丸「ん〜 酔ぉてたらチューしてもええ？」
「っぁ、？！ ダ、ダメっ」
丸「ちぇ〜 あかんかぁ〜(笑」
ふにゃっと悪戯っぽく笑って
私の肩にポスっと頭を乗せてもたれ掛かると
ゴワついた髪が
頬に軽く当たってくすぐったい。
「丸山さん。ねぇ、お家どこですか？」
丸「ん〜・・ あー 次の信号のコンビニで降ろして」
しばらく走らせた車を降りると
ドアの淵に手をかけ屈んで社内を覗き込む。
丸「どないしますぅ？寄ってく？」
「え？コンビニは…」
丸「ちゃうよ。俺の家で飲み直す？て話」
「ふぉ？！ いや、ホントもう帰って寝ます」
サラッと誘う関ジャニ∞さんに
手慣れてる感を感じて慌てて手を振って断ったら
丸「じゃ、おやすみ」
「おやすみなさい」
車から離した手で
投げキッスをチュッと飛ばして
バイバイって
手を振ってコンビニに入っていった。
絶対いろんな子に
こーゆーこと平気でしてるんだ…
若い子は騙せても
30代は騙せないんですからねっ
…と自分に言い聞かせた。
・
続く
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宇宙猫(プロフ) - 飛鳥さん» いやーワクワクするよ、そして飛鳥しゃんぽいよ。タピオカ社畜に爆笑しました。無理せずにでも、期待← (2018年10月30日 21時) (
レス) id: 9f84438d6d (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 宇宙猫さん» こんばんは(^^)こっそり始めてしまいました(笑) あまり、ぽくないかもしれないけれど頑張ります(*´ω`*) (2018年10月30日 20時) (レス) id: ea144c57e9 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙猫(プロフ) - 待ってました！ちょー楽しみでーす！ (2018年10月30日 20時) (レス) id: 9f84438d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛鳥
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/asuka8/
作成日時：2018年10月27日 21時
