14 増田の過去編 ページ14
櫻井side
増田は昔イジメにあっていた……さらに親からも担任からも信じて貰えず一人孤独だった。そんな時に急性の肺炎にかかり俺と出会った。俺はその時からこの子には何かあると信じずっと担当医でいて今も変わらない。増田は最初は全く心を開かず大人というよりは人を信じていないみたいだった。それでも俺はずっと心を開いてくれると信じて話しかけたら、いじめのこと誰も信じてくれない事などを話してくれて俺は増田の肺炎が治ったのと同時に増田の親に話をしに行き強制的に俺の家に泊まってもらった。その後、小瀧先生と出会い増田のことを同業者として話すと増田が大人になったら自分が働いてる施設で先生として過ごすのはどうかと提案してきた。それを本人に高校生になった時に伝えたんだ。
増田の答えは……YES.だった。
俺は驚いた。人を信じていない増田に先生なんて無理だと思ったから。でも増田は言ったんだ。
「俺は俺にできることをしたい。先生に頼ってばっかなのは俺が嫌なんだ。俺は大丈夫だから」って。
それからは施設の先生になるために勉強をし大学も出た。でもその後、色々な病気にかかり体調が悪くなり後遺症や今も続いてる症状などがあってとても体が弱くなった。それでも施設の先生として働きたいという気持ちが変わらなかったから今の所にいる。
増田side
俺はいじめられてた……理由は単純。俺が人よりも運動神経が良くて頭は悪いのに他のことに恵まれていたから。今となっては馬鹿らしいって思えるけどね。その後肺炎になったし大学卒業後も色々と病気にかかった。今めっちゃ体が弱いのはそれのせいだろうな……はあ、
櫻井「増田?どうした?大丈夫か?」
増田「兄貴……」
櫻井「!どこがしんどい?」
増田「全部……」
櫻井side
まずいな……今までで一番酷いかもしれない。そう思って増田の額に手を当てるととてつもなく熱くて体温計なしでもわかるくらい高熱だった……
増田「兄貴、もう無理……」
櫻井「増田!!」
増田はそう呟いて倒れてしまった……小瀧先生がとっさに受け止めたが状況を理解した瞬間にすぐ救急車を呼んでくれて子供達と職員を落ち着かせてくれた。この後が想像できてやばいな……
増田君の過去も二話に分けます!お次は皆にとうとう話します!
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Banana - 兼が件になってますよ (2022年7月21日 18時) (レス) @page1 id: a5ac49a540 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せいら | 作成日時:2022年7月19日 12時