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そういえば、女の子達何処言ったんだろ。
「Aちゃん？48番のとこ来てくんない？」
『えぇ？あ、はい。』
急いで48番の倉庫に来た。
すでに志摩さんの手で開けられていた。
酷い有り様だ。
壁には正の字が沢山。
「10年間ここに居たのか。」
「ねぇ二人とも。10年あったら、何ができる？」
「英語がペラッペラになれる。」
「いいねぇ。」
『義務教育受けられますよね。1年余るけど。』
「うんうん。」
「世界中の刑事ドラマを見る。」
あっ。刑事ドラマいいなぁ。
『世界中の漫画とか読み尽くしたいなぁ』
「いいねぇ。」
「何でもできそうだ。」
「俺が奥多摩からここに来るまでが10年。10年間、腐ったり誰かを恨んだりしないでよかった。大隈の不幸は、10年間ここにいて、誰にも見つからなかった事だ。……とっとと捕まえよーぜ。」
「…そうだな。」
「警視庁から各局。」
おーまた無線かぁ…。
さっきと同じ商店街。
急いでメロンパン号に乗る。
「あ、メロンパン。」
『メロンパン？』
「さっき女の子達にパクられたやつ。ここに頼んだんだけど…。」
「志摩ちゃん？志摩ちゃん？」
「まぁ、今は一刻を争う事態だ。」
『ごめん！太郎！』
まぁ名前は太郎じゃないだろうけど！
しばらく走っていると見覚えのあるスーツが見える。
陣馬さんだ。
『陣馬さん！』
ずっと追いかけていたのか膝と頭を痛がっている。
陣馬さんも乗せて大隈をメロンパン号で追いかけるが、
二人いるとうるさい。
ほんっとにうるさい。
陣馬さんなんてさっきまで頭痛がってたじゃん！
そうこうしていると、人が倒れている。
『あれ？太郎？』
「太郎！しっかりしろ太郎！おい！返事をしろ！太郎〜！！」
太郎(？)が目を開ける。
「僕、太郎じゃないです…。」
「太郎〜！！いてっ」
『太郎じゃないって言ってたでしょ今。』
出前太郎のかっこをして逃走しているという情報が手に入ったはいいけど、送料無料キャンペーンで200人は走ってるらしい。
なんつータイミングだ…。
「そういえば、前赤いのだったよな？」
「コスモデリバリー。」
「あぁ、あのダサいやつね。」
うん。出前太郎の方がダサいと思うけど。
「あぁ、それうちの前のやつです。うちのオーナーがケチな人なので、前のリバーシブルのジャンパーに送られてきた防水ワッペンを貼り付けたんです。」
「エコね！エコ！」
「！それだ！！」
続く (更新停止中)
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まい - 次の更新楽しみにしてます！！とても読みやすくて早く続きが気になります！！ (2021年7月20日 4時) (
レス) id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 名字が変換出来ないので(名字)ちゃんになってます！ (2021年4月24日 16時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2021年4月7日 0時
