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コスプレらしきものをしている人は志摩さんに任せて、私は伊吹さんと共にロック系の服を来た女の子達を聴取することにした。
というか、扱いきれない気がするからっていう伊吹さんからの希望なんだけどね…。
「え、ねぇ何があったんですか？」
「まぁ色々な、色々。」
「私達、ここに置いてる物取りに来て、色々やってたら悲鳴が聞こえて。7番の部屋ですよね？」
『何か見たの？』
「私達見た！」
「何を？」
「「幽霊！」」
幽霊…？
「うーん…？」
「ほんとに見たの！お姉さん信じて！」
「いや俺は？」
『幽霊じゃなくて人間かも。とりあえず、住所と名前、教えてくれない？』
二人ともうつむく。
家出少女か。
「おっけー。じゃあ名前は？」
「スゥメタルです！」
「モアメタルです！」
「イブキメタルです！」
『何乗ってるんですか。』
「はい…。ていうか、それ本名じゃないよね？」
「ねぇ志摩助けて、あの子達ネカフェで寝泊まりしてる家出少女なんだけど本名教えてくれないしAちゃんでも扱えないんだけど。」
『お手上げです。』
「ねぇ刑事さん！お腹空いた。帰っていい？」
「いやだめでしょ。」
志摩さんがため息をつきながらもメロンパンを差し出す。
これは伊吹さんが黙ってないだろうなぁ…。
「ちょっと！メロンパン楽しみにしてたのに！」
「また頼め。」
「いつ頼むんだよ！」
「ちょっと！警察こそ情報を開示してください。」
ジュリさんの言い方、一般人ではない感じがする。
普通だったら、何があったんですか？って聞く気がする。
気のせいかな？
「あそこで、人が死んでいたんです。」
「えぇ！？」
そう言ってジュリさんは隣を見る。
人は何かあったとき、自分にとって重要なものを見る傾向にある。
8番に何かあるかもしれない。
『8番。』
「え？」
ジュリさんが少し動揺している。
「あっ！そういうことね〜！隣だ！」
伊吹さんも理解し始めている。
前に立ってなにか確認…？してる。
気配を感じ取ってるのかな？よく分かんないけど。
「うん。いるね。」
伊吹さんがドアを開ける。
「幽霊ちゃーん出ておいでー」
『いませんねー。』
「なーんだハズレか。………ニャンつって！」
そう言って衣装ケースの蓋を開けると
『いた。』
「こんにちはー。」
「どうもー。」
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まい - 次の更新楽しみにしてます！！とても読みやすくて早く続きが気になります！！ (2021年7月20日 4時) (
レス) id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
nartosasuke1010(プロフ) - 名字が変換出来ないので(名字)ちゃんになってます！ (2021年4月24日 16時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズケーキ | 作成日時：2021年4月7日 0時
