雄英高校3年生のプラズマ使い２ (ページ9)

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環Side

『……き！……まき！……たまき！！環！！』

天「……A？」

『ﾊｧー、良かった！』

そこには汗だくのAがいた、

汗だくで酷く心配したような顔

でも、俺が返事をすると力が抜けたような顔をして心から安心していると伝わる

『環一人で3人やったの!?凄い…

移動中資料読んだけど、一筋縄じゃ行かないような相手ばっかり、

流石環！！』

天「あ、ありがとう…」

Aの手を借りながら体を起こす

ｷﾞｭ

Aはすかさず俺に抱きついた

天「俺、今汗かいて『凄い！凄いよ！やっぱり環は凄いや！』……」

そんなことない、君のほうが凄い、

いつもならそう言っていたと思う

けど、こんなに心配してくれて、

俺のことを疑う余地もなく信頼してくれる君の言葉を素直に受け入れてみたくなった

抱きついてくれる君の腰に腕を回す

そしたら一層強く抱きしめてくれる

温かい

『環ごめんね！まだ辛いよね、

もう少ししたら上の人達が降りてきてくるから、それまで待ってて！

ごめんね、置いてきぼりにしちゃうけど、』

そういいながら、自身のコスチュームの足の部分を躊躇なくちぎり俺の頭に巻いてくれる

『ありがとう環、』

俺の体をゆっくり床に寝かせ、そういいミリオ達の跡を追う

ヒーローとして、致命傷のない俺より壊理ちゃん救出優先、

Aの温かさと、与えてくれた安心で、もう一度意識を失った

ASide

しばらく進むと、ロックロックや警察官がいた、

『ロックロック！』

ロ「ファットのとこのやつはどうだった」

『気を失っていたようでしたが、致命傷はなく、声をかけると、応答もあったので、

上の警察の方に任せてきました！

遅くなってスミマセン！！』

ロ「いや、構わない！ベストジーニストが目覚めたんだろ？

それより早く行ってやれ！」

『はい！』

また走る。

所々壁が崩れているし、グチャグチャしていたところが少なくなってきた

そう思っていたら奥から大きい音が聞こえる。

少しスピードを上げ向かう、

大きく穴の空いた壁を見つけた、

すると、そこからミリオと出久君。

そして、今回の目標壊理ちゃんであろう女の子が出てきた

『ルミリオン！』

通「…A！」

壊「もう…いいです…ごめんなさい」

ｽﾞｼｬ

通「『サー！！』」

サー……
…が、刺された…、、