イケメンプラズマ使い (ページ31)

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26、目指すヒーローページ31

まるっと2日休んで登校日。

プラットホームで電車を待つ。

「あ！お兄さん！じゃない、Aちゃん！」

ﾄﾝﾄﾝと肩をたたかれ振り向くと、

入学式の日ナンパしてきたお姉さん二人組。

『どうも〜ご無沙汰してます』

「覚えててくれたの？嬉しい！

あのね、体育祭見たよ！すごいね！尊敬する！かっこよかったよ！」

『ありがとうございます！』

「初めて合ったとき言ってくれたでしょ？

『お姉さん達は声かけられるの待ってるくらい余裕持っててもいいくらい美人だよ。』

って！だからねあれからいろいろ試してみたの！
好きな服とか、メイクとかもいいけど、自分に似合う服とかメイクとか！

そしたらこの間ナンパされちゃってさ〜

Aちゃんはあの時お世辞で言ってくれたんだろうけど、結果もついてきたし、凄く嬉しかったんだよね！
なんかね、ありのままでいいよ〜！って言われてる気がして」

初対面だからそんなわけないのにね、と言って笑う彼女達は以前より、綺麗だった。

　

電車が来て一緒に乗る。

少々気まずさも覚えるが彼女達の人の良さのおかげか電車内で連絡先を交換し、チャット内で話した。

［体育祭見ててね、この子よく人のこと見てるなぁって思ったの］

［ほんとに不思議なんだけどさ、初めて合った一瞬で私達のこと見てくれた気がして嬉しかった］

［急にごめんね！こんなこと言われても反応困ると思うけど、Aちゃんの姿に勇気も自信ももらったの！］

「ありがとう！」

その言葉だけは、電車内であろうと、声に出して伝えてくれた。

それから電車を降りいつもの道を通る。

2人の言葉を振り返る。

正直めちゃくちゃ嬉しかった。

私の言葉で行動で人を幸せにできたことが。

ヒーローは闘うだけじゃなくて、いろんな活動を経て人を照らせる存在なんだなと思った。

私が人を照らせる存在かはわからない。

けどこれからそういう存在になりたいなと思う。

一方で、その分私の言葉も行動も気をつける必要があるなと思った。

職場体験。

無駄にはできない。

、

教室にて、

登校時に声をかけられたという人が多くいた。

私お姉さん達とはなしてたからな…。

良かったっちゃ良かったけど、悲しい。

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作者です！

おもしろ度の評価待ってます！