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そして、白熱した試合が続き。
プ「攻防一体ダークシャドウを従える暗きサムライ！推薦入学者を倒した策士！ヒーロー科、常闇踏陰！バーサス」
プ「近づきすぎると火傷するぜ！イケメンプラズマ使いってか!?見た目も実力もトップクラス！同じくヒーロー科、光熱A！」
ここはプロヒーローに自己PRをする場と思ってもいいだろう。
この試合、わたしにぶがある。
単純なこと。
火には水。
矛には盾。
暗には光を。
飛ぶのが手っ取り早いが、私の手段がそれしかないと思われても困る。
なら、飛ばずに勝負するのみ。
ダークシャドウが火傷するかわからない。
だから今回個性は牽制だけ。
試合開始直後、ダークシャドウはこちらに向かってきた。
太陽やオーロラ、稲妻、蛍光灯やろうそくの炎、プラズマテレビ。
これらすべてプラズマだ。
ならば明るさを調節することが可能なはず。
一か八か。
初の試み。
手を上げプラズマの球体を作る。
明るくなるイメージで。
途端、周りが熱く明るくなった。
明るいというよりは、眩しい。
見上げると小さい太陽ができていた。
熱さも明るさも全然太陽じゃないため、安全。
なにもかもスモールサイズの太陽だ。
近寄ってきたダークシャドウは縮こまった。
勝てる！
そのまま太陽を背後につかせて踏陰君に向かって走る。
太陽はついてくるため、ダークシャドウは無効化。
予想外のことで戸惑う踏陰君。
そのまま体術で踏陰君を押し倒し、顔の前に拳を突きつける。
常「降参だ。」
何か気の利く一言を私がかけられるはずもないので、一礼して戻っていく。
常「光熱、強かったな」
まさかそのままついてきて話しかけられると思っても見なかった私は、
『あ、え、あそ、ああああああありがと！…う。』
常「フフｯ」
わ、笑われた！クソ〜人見知り治んねぇ〜よ！でも、踏陰君悪い人じゃない！わかってるよ〜！
常「悪い、人見知りというのは本当なんだなと」
『え、』
常「更衣室で切島達が話していた」
『あ、そ、そうなんだ。』
その後、
踏陰君と話してみんなのところに戻り、踏陰君とは普通に話せるようになった。
こんなに早く普通に話せるようになるのに、なぜ人見知りをするのか否か。
一人頭を悩ませるのはまた別の話。
勝己君VS鋭児郎。
勝者勝己君。
次の試合は勝己君か、。
勝己君は会場から観客席であるこちらを見上げ盛大に舌打ちをした。
(え！なんで！)
怖いです。
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年7月8日 0時
